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バンパー塗装は専門会社に依頼するべき

最近の塗装事情


最近は車用品専門店なども街のあちこちで見かけ、ネット販売では特定の車種にも対応した修理用品や部品も売られています。例えば、スプレー缶では、自分の車専用の塗料があれば自分でもバンパー塗装ができ、小さな傷ではタッチペイントで直すことも可能です。逆に、大きな傷でディーラーに頼むと部品交換でしか治せないと言われ、純正の塗料でないと色が合わないといって思いもよらない金額を請求されることもあります。現在、修理箇所でもっとも多いのがバンパーです。それも左側に引っかきキズをつける事案が多々あります。
昨今は、専門店に行かず自分の家で塗装する方も多いです。そうなると必要となってくるのが工具です。もちろんカー用品店やインターネットで購入することになりますが、下地作りの段階では錆をおとすためのワイヤーブラシ、次にパテ埋め作業ではヘラ、パレット、そしてパテを削る道具としてサンディングペーパー、他の部位に色がつかないようにマスキングテープも必要です。バンパー塗装が終えた後に磨き作業をするので、研磨剤も用意しなければなりません。
一方、スプレーガンを用いる場合はエアコンプレッサーもセットで使います。スプレーガンは空気の力を利用して塗料を吹き付けるので、ムラのない均一で美しい塗膜がえられます。しかし、タッチペイントやスプレー缶ではそれぞれの車専用の塗料がありますが、スプレーガンで塗装する場合はなかなかボディーカラーに一致する塗料は見つかりません。したがって、カーショップに行き、カラー記号に従って購入し調合しなければなりません。愛車を自らの手で修理したい、または低コストで直したい、この程度ならできるだろうと挑戦する人も多いですが、意外に塗装に必要な装備と道具は多いのです。

個人で塗装するリスク


ここでは、個人でバンパー塗装をするリスクを説明します。車に色を塗るという作業で簡単のようですが、ただ傷のところにスプレーを吹くだけでは塗料の塗りすぎや重ね塗りによる、タレがおきます。下塗り塗料の乾燥が不十分であったり、水分が残っていたりすると表面がブツブツになってしまいます。よくあるのが、表面が縮んでしわ状になってしまったり、ミカンの皮のようにざらざらになってしまったりする状態です。これは塗装条件が悪く、旧塗膜が上塗り塗料の浸透で、収縮する途中に内部歪みをおこしています。
そもそも一般家庭では塗装するのに必要なスペースを確保することが難しく、塗装を屋外ですることで紫外線や風にあたってしまいムラになることもあります。塗装すると決めたときにボディーカラーを作る、あるいは探し出すのが一番重要で時間を要します。特にスプレーガンで塗装するとした場合、カーショップや大型量販店に置かれている塗料をこまめに探しても、この車のこの色といった塗料はなかなか見つかりません。まず、カーショップの棚にすべての車のカラーが揃っているわけではありません。日本車や、外国車、すべてを揃えるのは不可能です。また、パールホワイトやシルバーメタリックなどは同じ色に見えても微妙な違いがあります。
どうしても手に入れたい時は塗料メーカーに依頼して、一般には入手できないカラーを調色して缶スプレーとして販売してくれる場合もあります。しかも、お金と時間をかけてせっかく塗っても、乾燥後マスキングテープの境目が段差になっていたり、元の車の色と若干違うなどの問題がでてきます。そうなると、塗装し直すか、専門店に持っていくという二度手間になり、出費もかさみます。なによりも車の塗装は板金と塗装によって成り立っています。双方の技術があってはじめて、ダメージを受けた車をダメージ前に近い状態に修復できるのです。

塗装のプロが仕上げ


個人でできることの限界、それは板金対策です。板金が可能であれば、どのようなダメージを受けた車でも修復できなくはありません。実際に塗装工場では、車の塗装と板金はまったくの別工程といっていいほど作業工程に違いがあります。例えば、板金行程では凹んだ部分を打ち出して元の状態に戻そうとするとき、その過程でバンパーを外すことも珍しくありません。ダメージを受けたパーツを外して板金で打ち出した後は、傷ついた箇所の塗膜を剥がし、その後にパテ埋めをします。つまり、板金行程である叩き出しの技術や、部品の取り外しの知識が必要になるので、そこには職人の技が要求されるのです。
もちろん、塗装に関してもプロの技術が発揮されます。まず専門会社は、塗装をする設備が整っています。塗装する際には塗装ブースがあり、ほこりやゴミ、天候に左右されません。塗料も個人で購入するものとは違い、直接メーカーから取り寄せているので値段も安く無駄がありません。中古パーツを利用することでコストダウンになり、熟練された職人技でできるだけ部品交換なしで修理することもできます。
料金も各社によってばらつきがありますので、1社で決めるのではなく2、3件見積もりをかけ、料金ももちろんですが修理の工程もきちんと説明してくれるかどうかもポイントです。
専門業者に行くときには、料金や修理までの日数、代車が出るかなど、心配な事も多いかもしれません。しかし、自分でダメージを見極められず悩んでいるなら、カー用品店に行くより一度専門業者に足を運んでみてはどうでしょうか。

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