洗車によって車にキズが付いてしまう原因とは? 対策・注意点・修理業者を解説

更新日:2024/10/30 | 公開日:2024/10/30

板金塗装全般

洗車によって車にキズが付いてしまう原因とは? 対策・注意点・修理業者を解説

車をきれいに保つためには、定期的な洗車が欠かせません。しかし誤ったやり方で洗車をしてしまうと、車のボディにキズを付けてしまう恐れがあります。車にキズが付くと、キズを補修する費用や手間がかかってしまうため、そのような事態に陥る前に適切な洗車のポイントを押さえておくことが重要です。

そこで本記事では、洗車によってキズが付いてしまう原因と対策、注意点を解説します。そして、キズ修理を依頼できるおすすめの業者についても触れているため、車のキズでお悩みの方はぜひ参考にしてください。

洗車によって車にキズが付いてしまう原因

洗車によって車にキズが付いてしまう原因

洗車によってなぜキズが付いてしまうのか疑問に思う方もいるでしょう。この章では、洗車によって車にキズが付いてしまう主な原因を4つご紹介します。

車のボディの砂やほこりが付着したまま洗車している

車のボディに砂やほこりが付着したままカーシャンプーなどで洗車をすると、砂やほこりが車体とこすれて、キズが付く可能性があります。

車のボディには、砂やほこりなどが多く付着している場合が多いです。目視で確認できるかどうかにかかわらず、車体を触ってみて表面にざらざらした感触がある場合には付着している可能性が高いため、洗車前に確認してみてください。

洗車の際に使用しているタオルやスポンジの素材が硬い

洗車の際は、タオルやスポンジを使用するケースが多いでしょう。こすり洗いをする際にタオルやスポンジの素材が硬いと、ボディとの摩擦が大きくなり、キズが付きやすくなります。

また汚れを落としたい一心で力強くこすり洗いをしてしまうと、もともとあったキズがさらに広がってしまう恐れがあるため注意が必要です。

車のボディの温度が高温の状態で洗車している

天気の良い日には太陽の下で洗車を行いたいと思う方も多いでしょう。しかし、車のボディの塗装は熱に弱い傾向にあるため、晴天で気温が高い日に洗車を行うと塗装表面が通常時よりもやわらかくなり、キズが付きやすくなってしまいます。塗装の硬さや種類にもよりますが、やわらかい塗装を行っている車種では、塗装の硬い車よりもキズが付くリスクが高いでしょう。

また夏場の炎天下の中で洗車をすると、水分が蒸発しやすく乾燥しがちです。そのため素早くシャンプーをしても、洗い落とす前に乾いてしまった汚れがボディに付着したままになる可能性もあります。ボディに汚れが残ったままの状態で拭き上げると、汚れとの間で摩擦を起こしボディにキズが付いてしまうケースもあるため、注意が必要です。

全自動洗車機で洗車している

全自動洗車機で洗車している

ガソリンスタンドなどでよく見かける全自動の洗車機は、ブラシの素材がやわらかくなっており、キズは付きにくいように工夫されています。

しかし、結局は機械でブラシを回転させながら車体を繰り返し磨く仕組みであるため、手洗いと比べるとやはりボディとの摩擦が起きやすく、キズも付きやすい傾向にあります。

また洗車機のブラシに、他の車を洗車したときに付着した砂やほこりが残っているケースも考えられます。その状態で洗車を行うと、前述したような砂とほこりによるキズが生じてしまうでしょう。

洗車によって車にキズが付くのを防ぐ対策と注意点

洗車によって車にキズが付くのを防ぐ対策と注意点

この章では、洗車によって車にキズが付くのを防ぐ方法や注意点をご紹介します。具体的には以下の5点です。

  • 正しい順番で洗車をする
  • 洗車前に車に付着した砂やほこりを洗い流す
  • こすり洗いの際はやわらかい素材のタオルやスポンジを使う
  • 気温が高い日の洗車は避ける
  • 洗車機は使用せずになるべく手洗いをする

愛車をなるべくきれいに保ち続けたい方は、これからご紹介する対策をぜひ実践してみてください。

正しい順番で洗車をする

洗車の際は、作業の順番が大切です。ボディをキズ付けずに効率良くきれいにするには、基本的には上から下へ向かって洗っていくようにしましょう。下から上へと洗車を行うと、すでに洗った箇所が上方から流れてくる砂やほこり混じりの水で再び汚れてしまうためです。

具体的には以下の順番で洗車を行うと良いでしょう。

  1. 天井
  2. 窓ガラス
  3. ボンネットやトランク
  4. サイド
  5. バンパー
  6. タイヤ

洗車前に車に付着した砂やほこりを洗い流す

カーシャンプーで洗車を行う前に、車全体を水で洗い流して砂やほこりを取り除きましょう。予洗いをしておけば、洗車の際に砂やほこりとの摩擦でボディにキズが付いてしまう可能性を減らせます。なおボディに付いた汚れは簡単に落ちない場合もあるため、水で洗い流す際は、なるべく大量の水を使用してしっかりと汚れを浮かせるようにしましょう。

また自宅に高圧洗浄機などを所有している方は、高圧洗浄機で水圧をかけてボディを洗うと、効率的に汚れを落とせます。所有していない方は、ホースの先端を半分ふさぐと水圧が強くなるため、試してみてください。

こすり洗いの際はやわらかい素材のタオルやスポンジを使う

車のボディの予洗いが完了したら、カーシャンプーと専用のタオルやスポンジを使用して、こすり洗いを行います。その際に使用するタオルやスポンジの素材には注意が必要です。素材が硬すぎると、こすり洗いをしているときの摩擦でボディがキズ付いてしまう恐れがあります。

タオルを使用して洗車する際は、マイクロファイバークロスなどの繊維が細かいものを使用すると、摩擦が少なくキズが付きにくいです。

またスポンジで洗車する際は、やわらかいウレタン素材で表面が凸凹しているスポンジを使用すると良いでしょう。へこみの部分に汚れなどが入り、こすり洗いをしてもボディにキズが付きにくくなります。

なお汚れを落ちやすくするために、カーシャンプーと水をバケツ内でよく混ぜて、泡立ててから洗うようにしましょう。泡立てて洗った方が、こすり洗いの際の摩擦を軽減できます。

気温が高い日の洗車は避ける

先述の通り、気温が高い日は車のボディの塗装がやわらかくなり、洗車の際のこすり洗いでキズが付きやすくなってしまいます。

そのため気温が高い日の洗車はなるべく避けるか、早朝や夕方などの比較的気温が高くない時間帯に洗車を行うと良いでしょう。

洗車機は使用せずになるべく手洗いをする

全自動洗車機には長所と短所があります。すでに説明したように、全自動洗車機には回転ブラシに混入した砂利や摩擦によって車体に傷が付きやすいという欠点がある一方で、自分で手洗いするよりも時間を節約できるという利点もあります。

ただしキズ対策に優先順位を置くのであれば、洗車はなるべく手洗いで行いましょう。もし自分で洗車を行う手間を省きたい方は、洗車専門店へ依頼するか出張洗車業者などに依頼するのも方法の一つです。

洗車による車のキズ修理を依頼できる業者を紹介

洗車による車のキズ修理を依頼できる業者を紹介

洗車によってできた車のキズを修理する際は、ワックスを塗ったり、研磨剤などを使ったりすれば、自分で修理することも可能です。しかし、やり方を誤るとキズがさらに広がってしまい、余計に費用がかかるリスクもあるため、なるべく専門の業者へ依頼する方が良いでしょう。

この章では、洗車やその他の原因で車に付いたキズを修理してもらえる業者を4つご紹介します。

板金塗装専門店

板金塗装専門店は、車のキズやへこみの修理、塗装などを専門に行う業者です。専門的に行っている分、他の業者と比べてキズ修理の数や経験が豊富であり、どのようなキズのパターンでも適宜対応してもらえるでしょう。

また車のキズや範囲などにもよりますが、修理時間も早ければ30分程度で終了する点もメリットの一つです。さらに価格もディーラーなどに依頼するよりも安い傾向にあるため、なるべく費用を抑えつつ、迅速かつ一定以上の技術を持った業者に修理の依頼をしたい場合は、板金塗装専門店がおすすめです。

ディーラー

ディーラーでも車のキズ修理を行えます。キズの範囲や箇所によっては部品の取り替えなども行われ、その際に純正品を使用します。工賃代などが他の業者と比べて高い傾向にありますが、特定の車種の知識が豊富であるため、費用よりも安心して利用したい方は、ディーラーへ依頼すると良いでしょう。

しかしディーラーによっては、外部の民間工場などに業務を委託しているケースもあります。ディーラーへ依頼する際は、事前に確認しておきましょう。

民間の整備工場

民間の整備工場へ依頼する方法もあります。民間の整備工場に依頼するメリットは、ディーラーよりも安価で幅広い車種の修理に対応している点です。ディーラーなどでは対応できずに断られる修理もしてもらえるでしょう。

しかしディーラーや板金塗装専門店と比べると整備士の技術差が大きく、担当者によってはキズ修理の品質も劣る可能性があることは認識しておきましょう。

カー用品店

カー用品店でも車のキズ修理に対応しています。カー用品店の場合もディーラーと比べて価格は安く、店舗も多いため気軽に利用できる点はメリットでしょう。ただし民間の整備工場と同様に、整備士の修理技術にはばらつきがあります。

また店舗に整備する場所が設けられていないカー用品店は、外部に委託して修理を行うため、中間マージン分の料金が上乗せされているケースもあるようです。結果的にディーラーなどに依頼する額と同じくらいになる場合もあるため、事前の確認をおすすめします。

まとめ:洗車によるキズを防ぐために、正しい洗車方法と対策を実践しよう

車をきれいに保つためには、定期的な洗車は必要です。しかし洗車前に水洗いをしなかったり、洗車用具の選定を誤ったりすると、車のボディにキズが付いてしまう恐れがあります。そのため正しい洗車の順番や洗い方などを理解して、キズ対策をすることが重要です。もしキズが付いてしまった場合は、自分でも修理可能ですが、失敗するリスクもあるため業者への依頼がおすすめです。

池内自動車では、車のキズやへこみの修理、板金塗装までを専門に行っています。依頼する際は、キズやへこみの写真を撮影して、メールアドレスを入力するだけで無料見積もりが可能です。範囲の小さいバンパーなどのキズであれば、3,300円(税込)から修理可能。さらに、33,000円以上の修理においては、車の引き取り納車、もしくは、代車の貸し出しなどを無料でご提供しております。

車のキズやへこみの修理や板金塗装を依頼したい場合は「池内自動車」まで、お気軽にご相談ください。

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