冬のフロントガラスのひび割れは放置厳禁!原因・修理交換の判断基準と費用相場
更新日:2025/11/21 | 公開日:2025/11/21
冬のドライブ中、フロントガラスにヒビが入っているのを発見してドキッとした経験はありませんか? 冬は気温の変化や凍結、飛び石などにより、フロントガラスがひび割れやすくなる季節です。この記事では、冬にフロントガラスがひび割れやすい原因から、ひび割れの種類、放置することのリスク、修理や交換の費用、保険適用についてまで、詳しく解説します。
冬にフロントガラスがひび割れやすい3つの原因
冬のドライブ中、フロントガラスにヒビが入っているのを発見してドキッとした経験はありませんか? 冬は気温の変化や凍結、飛び石などにより、フロントガラスがひび割れやすくなる季節です。この記事では、冬にフロントガラスがひび割れやすい原因から、ひび割れの種類、放置することのリスク、修理や交換の費用、保険適用についてまで、詳しく解説します。あなたの車のフロントガラスを守り、安全なカーライフを送るために、ぜひ最後までお読みください。
原因1:急激な温度変化による熱割れ
冬は、外気温と車内温度の差が大きくなりやすい季節です。寒い日に車に乗り込み、すぐに暖房を強く設定したり、逆に暖かい日中に日差しが強く当たることで、フロントガラスには急激な温度変化によるストレスがかかります。ガラスは熱膨張・収縮する性質がありますが、この温度差があまりにも大きいと、ガラスの内部に応力が集中し、耐えきれずにひび割れ(熱割れ)が発生することがあります。特に、すでに小さな傷があったり、ガラスの端に力がかかりやすい部分にひび割れが生じやすい傾向があります。
原因2:凍結によるひび割れ
フロントガラスに付着した水分が夜間などに凍結すると、特に飛び石などによる既存の微細な傷に水分が浸入し、その氷の体積膨張によって傷が内部から広がり、ひび割れを引き起こすことがあります。特に、ワイパーで拭ききれなかった水分や、洗車後に水分が残ったまま寒冷地で駐車した場合などにリスクが高まります。さらに、朝になって急に暖房をつけてフロントガラスを温めようとしたり、熱湯をかけてしまうと、局所的な温度変化が大きくなり、凍結によるひび割れが拡大したり、新たな熱割れを誘発する原因にもなりかねません。
原因3:飛び石による衝撃
冬に限ったことではありませんが、走行中に他の車両が跳ね上げた小石や砂利などがフロントガラスに衝突することで、ひび割れが発生するケースは非常に多いです。特に、高速道路や未舗装路を走行する際には、前を走る車や対向車が巻き上げる異物に注意が必要です。冬場は路面に積もった雪や氷が解けて、隠れていた小石が舞い上がりやすくなることもあり、注意が必要です。一度の衝撃で大きなひび割れになることもあれば、最初は小さな点状の傷でも、振動や温度変化によって徐々に拡大していくことがあります。
フロントガラスのひび割れの種類と状態
冬にフロントガラスがひび割れる原因は様々ですが、そのひび割れにもいくつか種類があります。ひび割れの形状や大きさ、深さ、そしてどこに発生しているかによって、修理が可能か、交換が必要か、またその費用なども変わってきます。ここでは、代表的なひび割れの種類とその状態について解説します。
線状のひび割れ
線状のひび割れは、その名の通り、一本の線のようにガラスが割れている状態です。これは、ガラスに均一な力が加わった場合や、小さな傷から徐々に進行した場合に見られます。線状のひび割れは、進行すると視界を遮り、安全運転の妨げになることがあります。また、線が長くなるほど修理が難しくなり、交換が必要になるケースも増えます。もし線状のひび割れを見つけたら、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
点状のひび割れ
点状のひび割れは、小さな点、または小さな塊のような形状でガラスに傷が入った状態です。これは、走行中に飛び石がガラスに当たった際に発生することが最も一般的です。この点状のひび割れ(チップとも呼ばれます)は、一見小さくても、そこから亀裂が広がりやすいという特徴があります。特に冬場は、気温の低下や洗車時の水滴の凍結・融解などが繰り返されることで、ひび割れが進行しやすくなります。初期段階であれば修理で対応できる可能性が高いですが、進行すると交換が必要になります。
星状のひび割れ
星状のひび割れは、一点を中心に放射状に複数の亀裂が広がっている状態です。これも飛び石などが原因で発生することが多く、中心の衝撃点から星形に亀裂が伸びていきます。線状や点状のひび割れと同様に、星状のひび割れも進行する可能性があります。特に、亀裂がガラスの端に近づいたり、複数の亀裂が繋がったりすると、修理が困難になることがあります。ひび割れの深さや広がり具合によっては、安全のために交換を選択する必要が出てきます。
フロントガラスのひび割れを放置することのリスク
冬のフロントガラスのひび割れは、見た目の問題だけでなく、安全運転や法的な問題、さらには経済的な損失にもつながる可能性があります。小さなひび割れだからと放置してしまうと、後々、より深刻な問題を引き起こすことがあります。ここでは、フロントガラスのひび割れを放置することによって生じる、具体的なリスクについて解説します。
視界不良による運転への影響
フロントガラスのひび割れは、ドライバーの視界を直接的に妨げ、安全運転を著しく損なう可能性があります。特に、ひび割れが視界の中心に近い場合や、複数のひび割れがある場合は、道路状況や周囲の車両の認識が遅れる原因となり得ます。さらに、夜間や雨、雪といった悪天候時には、対向車のヘッドライトや街灯がひび割れに反射・屈折し、思わぬ幻惑を引き起こすことがあります。これにより、対向車や歩行者の発見が遅れたり、判断を誤ったりする危険性が高まります。安全なカーライフを送るためには、視界をクリアに保つことが不可欠です。
車検に通らない
日本の道路運送車両法では、フロントガラスのひび割れは車検の保安基準に抵触する可能性があります。具体的には、ひび割れがワイパーで拭かれる範囲内にあり、かつ合わせガラスの外側のガラスにひび割れがあり、その長さが一定以上(一般的には20mm以上)の場合、車検に通らないと判断されることがあります。また、ひび割れが原因でガラスが著しく破損している場合や、視界を妨げるような著しい損傷も同様に、保安基準不適合となる可能性があります。車検に通らない状態での公道走行は法律違反となるため、注意が必要です。
ひび割れの拡大による修理費用の増加
フロントガラスのひび割れは、初期の小さなものであれば比較的安価な「ガラスリペア」で修理できる場合が多いです。しかし、この小さなひび割れを放置しておくと、温度の急激な変化(冬の寒暖差やエアコンの使用)、走行中の振動、洗車時の衝撃などによって、ひび割れが徐々に、あるいは急激に拡大してしまうことがあります。一度ひび割れが広がってしまうと、ガラスリペアでは修理が不可能となり、フロントガラス全体の交換が必要になります。ガラス交換は、リペアに比べて費用が数倍から十数倍になることも珍しくありません。そのため、ひび割れを発見したら、できるだけ早期に専門業者に相談し、状態に応じた適切な処置を行うことが、結果的に費用を抑えることにつながります。
修理と交換の選択基準
フロントガラスにひび割れが発生した場合、修理で済むのか、それとも交換が必要なのか、迷うところですよね。どちらを選択すべきかは、いくつかの重要な基準によって判断されます。ここでは、ひび割れの大きさや場所、費用、そして保険の適用といった観点から、修理と交換の選択基準を詳しく解説していきます。
ひび割れの大きさ
ひび割れの大きさが、修理と交換の判断において最も重要な要素の一つです。一般的に、小さな傷やひび割れであれば、ガラスリペアという方法で修理が可能です。例えば、10円玉サイズ(直径約2cm)まで。線状は30cm以内という業者もありますが、一般的に3~5cmくらいであれば、修理できる可能性が高いでしょう。しかし、ひび割れが大きくなると、リペアでは対応できなくなり、ガラス交換が必要となります。目安としては、10円玉よりも大きい傷や、ワイパーの可動域にかかるひび割れは交換が必要になるケースが多いです。安全のためにも、ひび割れの大きさを正確に把握することが大切です。
ひび割れの場所
ひび割れの場所も、修理と交換の判断に大きく影響します。特に、運転者の視界を妨げる場所にあるひび割れは、たとえ小さくても修理が難しい場合があります。フロントガラスは、車検の際に視界を妨げる損傷がないかどうかが厳しくチェックされます。運転席側の視界に入る部分にひび割れがある場合、安全運転に支障をきたす可能性があるため、交換が推奨されることが多いです。また、ガラスの端(縁)に近い部分のひび割れも、ガラス全体の強度が低下しやすいため、修理が困難な場合があります。これらの場所にあるひび割れは、専門家と相談して慎重に判断しましょう。
修理費用の比較
フロントガラスの修理と交換では、当然ながら費用に大きな差が出ます。ガラスリペアの場合、一般的に1万円~3万円程度が相場です。これは、ガラス交換に比べてかなり安価に済みます。一方、ガラス交換となると、部品代(ガラス代)と工賃を合わせて、車種にもよりますが、5万円~10万円以上かかることも珍しくありません。高機能ガラス(断熱、UVカットなど)の場合は、さらに高額になります。費用面だけを考えると修理の方が断然お得ですが、ひび割れの大きさや場所によっては修理ができず、結果的に交換を選択せざるを得ない場合もあります。予算やひび割れの状態を考慮して、最適な方法を選びましょう。
保険の適用
フロントガラスの修理や交換には、自動車保険(車両保険)が適用される場合があります。多くの車両保険では、飛石などによるフロントガラスの損傷は補償の対象となります。ただし、保険を適用する際にはいくつか注意点があります。まず、保険を使うと翌年の保険料が上がる可能性があるため、修理費用が保険料の値上がり分と比較して、どちらがお得かを検討する必要があります。また、多くの保険には「免責金額」が設定されており、損傷額の一部は自己負担となります。例えば、免責金額が5万円で修理費用が10万円の場合、保険から5万円が支払われ、自己負担は5万円となります。保険を使うべきかどうかは、修理・交換費用、保険料の値上がり、免責金額などを総合的に判断して決定しましょう。加入している保険会社に事前に相談することをおすすめします。
フロントガラスの修理方法と費用の目安
前のセクションでは、フロントガラスのひび割れを放置するリスクについて解説しました。では、実際にひび割れてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。ひび割れの大きさや場所によっては、修理(リペア)で対応できる場合があります。ここでは、ガラスリペアとガラス交換のそれぞれの方法、そして信頼できる業者を選ぶためのポイントについて詳しく解説します。
ガラスリペア
フロントガラスのひび割れが比較的小さく、特定の条件を満たしている場合、「ガラスリペア」という方法で修理が可能です。ガラスリペアは、特殊な透明な樹脂をひび割れ部分に注入し、ガラスの強度を回復させる技術です。これにより、ひび割れの進行を食い止め、見た目も目立たなくすることができます。
リペアが可能なひび割れの状態:
- 大きさ: 基本的に、10円玉サイズ(直径約2cm)まで以内がリペアの目安とされています。
- 場所: フロントガラスの視界を妨げる中心部や、ガラスの端(Aピラー付近)に近い部分は、リペアが難しい場合があります。
- 深さ: ガラスの表面層に達している傷はリペア可能ですが、ガラスが完全に分離しているような深い傷は交換が必要になることが多いです。
修理の手順:
- クリーニング: ひび割れ部分の汚れや水分を丁寧に除去します。
- 真空引き: ひび割れ内部の空気を吸引し、樹脂が浸透しやすい状態にします。
- 樹脂の注入: 専用の器具を用いて、特殊な透明樹脂をひび割れ部分にゆっくりと注入します。
- 硬化: 注入した樹脂を紫外線などで硬化させます。
- 研磨: 硬化後、表面を研磨して平らに仕上げます。
リペアのメリット:
- 費用が安い: ガラス交換に比べて、一般的に費用を抑えられます。
- 短時間で完了: 通常、1時間~2時間程度で修理が完了します。
- 元のガラスを維持: フロントガラス本体の交換が不要なため、メーカーや車種ごとの特性(コーティングなど)を維持できます。
リペアのデメリット:
- 全てのひび割れに対応できるわけではない: 大きな傷や、ガラスの端に近い傷などはリペアできません。
- 修理跡が残る: 完全に元通りになるわけではなく、修理跡が多少残る場合があります。
- 強度回復には限界がある: 完全に元の強度に戻るわけではないため、大きな衝撃には注意が必要です。
ガラス交換
ガラスリペアが不可能な場合、例えばひび割れが大きすぎる、ガラスの端に近い、または安全性を最優先したい場合には、フロントガラス全体の交換が必要になります。ガラス交換には、主に以下の選択肢があります。
交換用ガラスの種類:
- 純正ガラス: 自動車メーカーが純正品として採用しているガラスです。品質は保証されていますが、価格は最も高くなる傾向があります。
- 社外品ガラス(アサヒガラス、AGCなど): 自動車ガラスメーカーが製造しているガラスです。純正品と同等の品質を持ちながら、価格は抑えられます。多くの修理工場やカー用品店で採用されています。
- 中古ガラス: 状態の良い中古ガラスを使用する方法もあります。費用を大幅に抑えられますが、状態の確認が重要です。
交換にかかる費用の目安:
フロントガラスの交換費用は、ガラスの種類、車種、依頼する業者によって大きく変動します。一般的に、3万円~10万円程度が相場ですが、高機能ガラス(断熱、UVカットなど)の場合はさらに高くなることもあります。
業者選びのポイント
フロントガラスの修理・交換を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に選びましょう。
- 技術力と実績: 長年の実績があり、専門的な技術を持つ業者を選びましょう。特にリペア技術は、業者の腕によって仕上がりが大きく左右されます。
- 保証の有無: 修理・交換後の保証(期間や内容)がしっかりしているか確認しましょう。万が一、施工不良があった場合に安心です。
- 対応の迅速さ: ひび割れは放置すると危険なため、迅速に対応してくれる業者を選ぶことが望ましいです。
- 見積もりの明確さ: 作業内容や費用について、事前に明確な見積もりを出してくれるか確認しましょう。不明瞭な追加料金が発生しないか注意が必要です。
- 口コミ・評判: インターネット上の口コミや評判も参考に、他の利用者の評価を確認しましょう。
- 価格: もちろん費用も重要な要素ですが、安さだけで決めず、前述の技術力や保証なども含めて総合的に判断することが大切です。
フロントガラスの交換費用と保険適用について
前のセクションでは、フロントガラスのひび割れを修理するか交換するかを判断する基準について解説しました。ここでは、交換が必要になった場合の費用面、特に車両保険の適用について詳しく見ていきましょう。冬はフロントガラスが破損しやすくなるため、事前に費用や保険について理解しておくことは、予期せぬ出費に備える上で非常に重要です。
交換費用の内訳
フロントガラスの交換にかかる費用は、主に「ガラス代」「工賃」「部品代」の3つで構成されます。ガラス代は、純正品か社外品か、また高機能ガラス(UVカット、IRカット、断熱など)を選ぶかによって大きく変動します。一般的に、社外品は純正品よりも安価ですが、品質にばらつきがある場合も。高機能ガラスは快適性が向上しますが、その分価格も上がります。
工賃は、作業時間や技術料として発生し、依頼する業者によって異なります。部品代には、ワイパーブレードやモールなどの周辺部品の交換費用が含まれることがあります。車種やガラスの種類によって、総額は数万円から十数万円以上と幅広くなります。例えば、一般的な国産車のフロントガラス交換は、安価な社外品を選べば5万円程度から可能ですが、高機能な純正品や輸入車の場合は10万円を超えることも珍しくありません。
車両保険の適用
フロントガラスの交換費用に自動車保険(車両保険)を適用すると、自己負担額を軽減できる可能性があります。車両保険には、一般型とエコノミー型(限定型)があり、補償内容が異なります。フロントガラスの破損は、飛び石などが原因で起こることが多いため、一般的に車両保険でカバーされることが多いです。保険を請求する際は、まず加入している保険会社に連絡し、事故状況を正確に伝え、必要書類(修理見積書など)を提出します。保険金が支払われるまでの期間や、等級への影響(翌年度の保険料が上がる可能性があること)も事前に確認しておきましょう。ただし、補償内容によっては、フロントガラスの交換が対象外となる場合や、保険金の上限額が定められている場合もあるため、ご自身の保険契約内容をしっかり確認することが重要です。
免責金額
車両保険を利用する際に「免責金額」という自己負担額が設定されている場合があります。これは、保険金が支払われる前に、契約者が負担しなければならない金額のことです。例えば、免責金額が5万円で、フロントガラスの交換費用が10万円だった場合、保険会社から支払われるのは5万円となり、残りの5万円は自己負担となります。免責金額の設定額が高いほど、毎月の保険料は安くなる傾向がありますが、万が一の際の自己負担額は増えます。逆に、免責金額が低いと保険料は高くなりますが、自己負担額は少なくなります。ご自身の車の使用状況や、万が一の際の経済的な負担を考慮して、適切な免責金額を設定することが賢明です。
冬の車のメンテナンスの注意点
フロントガラスのひび割れ対策だけでなく、冬の厳しい寒さから車全体を守るためのメンテナンスも重要です。このセクションでは、フロントガラスの凍結対策、ウォッシャー液の適切な補充、ワイパーの点検など、冬のドライブを安全に過ごすための基本的な車のメンテナンス方法について解説します。これらの対策は、ひび割れの予防や進行抑制にもつながります。
凍結対策
冬の朝、車のフロントガラスやドアミラーが凍結していて、出発が遅れてしまったという経験はありませんか? フロントガラスの凍結は、視界を遮るだけでなく、無理にワイパーを動かすと故障の原因にもなりかねません。
凍結を防ぐためには、まず駐車時の環境に気を配ることが大切です。可能であれば、屋根のある駐車場や立体駐車場を利用しましょう。これが難しい場合は、フロントガラスに専用のカバーをかけたり、厚手の布や段ボールを被せたりするのも効果的です。これにより、フロントガラスに直接霜や氷が付着するのを防ぐことができます。
また、市販の解氷スプレーや凍結防止剤を常備しておくことも有効です。凍結してしまった場合は、無理にこすったり、熱湯をかけたりせず、解氷スプレーを使用するか、エンジンをかけて車内から暖房を使い、徐々に溶かすようにしましょう。熱湯はガラスの急激な温度変化を招き、ひび割れを悪化させる可能性があるため避けてください。
ウォッシャー液の補充
冬場は、路面状況が悪化しやすく、泥はねや融雪剤によってフロントガラスが汚れやすくなります。そのため、視界を確保するためにウォッシャー液は非常に重要な役割を果たします。冬に使用するウォッシャー液は、必ず「寒冷地用」や「-40℃対応」など、凍結しにくいタイプを選びましょう。通常のウォッシャー液は、低温になると凍結してしまい、噴射できなくなるだけでなく、タンクや配管を破損させる恐れがあります。
補充の目安としては、タンクの容量の半分以上は常に満たしておくことが推奨されます。特に長距離の運転前や、雪予報が出ている時期には、満タンにしておく安心感が違います。
ワイパーの点検
冬場の雨や雪に対応するために、ワイパーの性能は非常に重要です。ワイパーブレードが劣化していると、ガラス表面を均一に拭き取れず、雨や雪が残って視界が悪化する原因となります。
ワイパーブレードのゴムにひび割れや硬化が見られる場合、または拭きムラが気になる場合は、交換の時期です。一般的に、ワイパーブレードの寿命は半年から1年程度と言われていますが、使用頻度や保管状況によって異なります。冬本番を迎える前に、一度点検し、必要であれば交換しておきましょう。
また、ワイパーブレードがフロントガラスに凍り付いてしまうのを防ぐために、駐車時にはワイパーを立てておく、ワイパーにカバーをかけるといった対策も有効です。これにより、ワイパーブレードのゴムの変形や破損を防ぐことができます。
まとめ:冬のフロントガラスのひび割れ対策で安全運転!
この記事では、冬にフロントガラスがひび割れやすい原因から、ひび割れの種類、放置することのリスク、修理や交換の選択基準、費用、保険適用、そして冬の車のメンテナンスの注意点まで、詳しく解説してきました。最後に、これらの情報を要約し、安全なカーライフを送るためのおさらいをしましょう。
冬にフロントガラスがひび割れやすい3つの原因
冬は、フロントガラスにとって過酷な季節です。その主な原因は以下の3つです。
- 急激な温度変化による熱割れ: 冬場は、車内外の温度差が大きくなりがちです。特に、暖房をつけた車内で、冷え切ったフロントガラスに温風が直接当たると、ガラスが急激に膨張・収縮し、ひび割れを引き起こすことがあります。
- 凍結によるひび割れ: フロントガラスの表面や、ガラスとボディの隙間に溜まった水分が凍結すると、体積が膨張してガラスに圧力をかけ、ひび割れの原因となります。特に、洗車後や雨の日にそのままにしておくと、凍結のリスクが高まります。
- 飛び石による衝撃: 冬場は路面に撒かれた融雪剤や砂利などが、走行中の車によって跳ね上げられやすくなります。これらの異物がフロントガラスに当たると、衝撃でひび割れが発生することがあります。
フロントガラスのひび割れの種類と状態
ひび割れは、その形状によって状態や修理の可否が変わってきます。
- 線状のひび割れ: ガラスの表面に沿って直線的に入ったひび割れです。比較的浅い場合が多く、修理可能なケースもあります。
- 点状のひび割れ: 飛び石などが当たった箇所を中心に、点状に発生したひび割れです。衝撃の強さによっては、修理が難しい場合があります。
- 星状のひび割れ: 点状のひび割れから放射状に広がったひび割れです。衝撃が強く、ガラスの強度が低下している可能性が高いため、交換が必要になることが多いです。
フロントガラスのひび割れを放置することのリスク
小さなひび割れだからといって放置するのは危険です。以下のようなリスクが伴います。
- 視界不良による運転への影響: ひび割れは、ドライバーの視界を妨げ、安全運転に支障をきたす可能性があります。特に夜間や悪天候時には、対向車のヘッドライトなどが乱反射し、危険が増します。
- 車検に通らない: フロントガラスのひび割れは、保安基準に適合しないと判断され、車検に通らない場合があります。特に、運転席から見てワイパーの可動範囲内にあるひび割れは、厳しくチェックされます。
- ひび割れの拡大による修理費用の増加: 温度変化や振動、衝撃などによって、ひび割れは時間とともに拡大する傾向があります。初期段階であれば修理で済んだものが、放置することで交換が必要になり、結果的に高額な費用がかかることがあります。
修理と交換の選択基準
ひび割れが発生した場合、修理か交換かの判断は、以下の要素を考慮して行います。
- ひび割れの大きさ: 一般的に、ひび割れの長さが10cm以内、衝撃点が5cm以内であれば修理で対応できる可能性が高いです。これを超える場合は交換が推奨されます。
- ひび割れの場所: 運転席からの視界を妨げる場所や、ガラスの端に近い部分は、強度の問題から交換が必要になることがあります。
- 修理費用の比較: 修理は交換に比べて費用を抑えられますが、ひび割れの状態によっては修理ができない場合もあります。専門業者に相談し、見積もりを取って比較検討しましょう。
- 保険の適用: 加入している自動車保険(車両保険)の内容によっては、修理や交換の費用が補償される場合があります。保険を使うべきかどうかも含めて検討が必要です。
フロントガラスの修理方法と費用の目安
ひび割れが修理可能な場合、主に以下の方法があります。
- ガラスリペア: 特殊な樹脂をひび割れ部分に注入し、ガラスの強度を回復させ、見た目も目立たなくする方法です。比較的小さなひび割れ(線状や点状)に適しており、費用は1万円~3万円程度が目安です。ただし、ひび割れの深さや範囲によっては対応できないこともあります。
- ガラス交換: ひび割れが大きく、修理が不可能な場合は、ガラスを新品に交換します。費用は、純正ガラスか社外ガラスか、車種によって大きく異なりますが、一般的に5万円~15万円以上かかることが多いです。最近では、低価格な社外ガラスも選択肢として増えています。
- 業者選びのポイント: 修理・交換を依頼する際は、実績のある信頼できる業者を選びましょう。ディーラー、カー用品店、ガラス専門業者など、それぞれの特徴や価格を比較検討することが大切です。保証の有無も確認しておくと安心です。
フロントガラスの交換費用と保険適用について
ガラス交換は、費用が高額になる場合があるため、保険の活用も検討したいところです。
- 交換費用の内訳: 交換費用には、ガラス代、工賃、場合によってはセンサー類(ADAS機能など)の再設定費用などが含まれます。高機能ガラス(断熱・遮音・UVカットなど)を選択すると、さらに費用は上がります。
- 車両保険の適用: 多くの車両保険では、フロントガラスの交換費用が補償対象となります。ただし、補償内容や免責金額(自己負担額)は契約によって異なります。
- 免責金額: 車両保険を利用する場合、契約で定められた免責金額を自己負担する必要があります。保険を使うことで等級が下がり、翌年以降の保険料が上がる可能性もあるため、修理費用と保険料の上がり幅を比較して、保険を使うかどうかの判断をしましょう。
冬の車のメンテナンスの注意点
フロントガラスのひび割れを防ぎ、冬のドライブを安全に過ごすためには、日頃のメンテナンスが重要です。
- 凍結対策: 夜間や降雪が予想される場合は、ワイパーを立てておく、フロントガラスカバーを使用するなどの対策で、ワイパーの凍結やガラスへの氷の付着を防ぎましょう。
- ウォッシャー液の補充: 冬用のウォッシャー液は、凍結防止効果が高いだけでなく、油膜を分解する効果もあります。定期的に補充し、いつでもクリアな視界を確保できるようにしましょう。
- ワイパーの点検: ゴムが劣化していると、拭きムラができたり、ガラスを傷つけたりする原因になります。冬本番前に、ワイパーブレードの状態を確認し、必要であれば交換しましょう。
冬のフロントガラスのひび割れは、原因を理解し、早期に対処することで、安全なカーライフを維持することができます。この記事の情報が、皆様の安心・安全なドライブの一助となれば幸いです。
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