自動車保険の等級が下がるってどういうこと? 等級を維持する方法やよくある疑問も解説!

更新日:2025/09/24 | 公開日:2025/09/22

自動車保険の等級が下がるってどういうこと? 等級を維持する方法やよくある疑問も解説!

自動車保険の「等級が下がる」とは、保険料の割引率が減り、負担額が増えることを意味します。等級は事故歴や契約状況に応じて変動し、無事故なら上がりますが、事故で保険を使うと下がります。

保険の見直しや事故歴の管理が将来の保険料に直結するため、等級について気になっている方もいるでしょう。

そこで本記事では、等級が下がる仕組みや割引率·割増、等級を維持する方法などを解説します。自動車保険を使うかどうかを判断する基準やよくある質問にも回答するので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも自動車保険の等級とは?

そもそも自動車保険の等級とは?

自動車保険(ノンフリート契約)の等級制度は、契約者の事故歴に基づき保険料の割引・割増率を決定する仕組みです。等級は1〜20等級まであり、高いほど割引率が大きく、保険料が安くなります。新規契約では通常6等級から始まりますが、条件によっては7等級スタートとなることもあります。 毎年無事故であれば1等級ずつ上がり、割引率も上昇しますが、事故を起こして保険金が支払われると等級が下がり、保険料が高くなります。 また同じ等級でも「事故有」と「無事故」で割引率が異なり、事故有だと割引率が低下するのが一般的です。法人契約(フリート契約)は計算方法が異なり、契約車両の事故件数で評価されます。 なお等級制度は保険会社ごとに詳細は異なるため、あくまで一般的な仕組みとして理解しておきましょう。

自動車保険の「等級が下がる」とは?

自動車保険の「等級が下がる」とは?

「等級が下がる」とは、事故などで保険金が支払われ、翌年の等級が低くなることを指します。等級が下がると割引率が減り、保険料は上昇します。下がる等級数は事故内容によって異なり、多くの場合は3等級または1等級のダウンです。 さらに、事故を起こした翌年度から「事故有係数適用期間」が加算され、この期間は無事故扱いでも割引率が低いまま適用されます。複数の事故があれば期間が加算され、最大で6年続くこともあります。 同じ等級でも「事故有」扱いでは保険料が高くなるため、影響は長期間に及びます。等級制度は保険会社によって差がありますが、この基本構造はほぼ共通です。

等級ダウンの種類

等級ダウンには、主に3等級ダウン、1等級ダウン、ノーカウントの3種類があります。それぞれ影響度が異なるため、次で詳しく解説します。

3等級ダウン

3等級ダウンとは、保険を使用すると翌年度の等級が3つ下がる事故のことです。対人事故や対物事故、自損事故(電柱やガードレールへの衝突など)が該当します。ほぼ全ての有責事故が対象で、1等級ダウンやノーカウント事故以外はこの区分になります。 3等級下がると割引率が大幅に低下し、事故有係数適用期間が3年間続くのが一般的です。この期間中は無事故でも保険料が高い状態が維持されるため、長期的な負担増につながります。事故が複数あれば期間がさらに加算され、最大で6年間適用されることもあります。大きな損害が発生する事故では避けられませんが、軽微な損害では自費修理を検討することもあるでしょう。

1等級ダウン

1等級ダウンは、翌年度の等級が1つ下がる事故で、盗難や自然災害、落書き、飛び石など防ぎにくい偶発的な損害が対象です。これらは契約者に過失がない場合が多く、事故有係数適用期間は1年と短めです。 3等級ダウンと比べて保険料の上昇幅は小さいものの、翌年は割引率が下がるため負担は増えます。特に連続して1等級ダウン事故が発生すると、等級の上昇が遅れ、結果的に長期的な保険料増加につながります。自然災害や飛び石は予防が難しいため、発生時の修理費と保険料増額分を比較し、保険利用の判断を行うことが重要です。

ノーカウント

ノーカウント事故は、保険を使っても翌年度の等級に影響しない事故です。人身傷害保険のみの使用や弁護士費用特約、ロードサービス利用などが該当します。無事故扱いとなるため、翌年度は通常通り1等級上がります。 等級を下げずに補償を受けられるため、賢く活用すれば将来の保険料負担を回避可能です。 ただし、ノーカウントの範囲や条件は保険会社によって異なるため、契約時や利用前に必ず確認しましょう。特約の利用範囲を正しく理解することが、無駄な等級ダウンを防ぐポイントです。

自動車保険の等級が下がると生じること

等級が下がると、保険料が上昇します。これは割引率の減少と、事故有係数適用期間の影響によるものです。3等級ダウンなら3年、1等級ダウンなら1年、この期間は無事故でも事故有料率が適用されます。複数事故では期間が加算され、最大6年続くこともあります。 また、等級は保険会社を変えても引き継がれるため、乗り換えでリセットされることはありません。ノーカウント事故では加算はなく、無事故扱いで翌年等級が上がります。等級ダウンの影響は長期に及ぶため、保険を使うかどうかは慎重な判断が必要です。

自動車保険の等級ごとの割引率・割増率の一覧

等級ごとの割引率・割増率は保険会社によって異なりますが、損害保険料率算出機構で算出された等級ごとの割引率・割増率を参考に決められていることがほとんどです。 以下で一覧表にまとめます(※)。

等級割引・割増無事故割引率事故有割引率
20割引率63%51%
1957%50%
1856%46%
1755%44%
1654%32%
1553%28%
1452%25%
1351%24%
1250%22%
1148%20%
1046%19%
944%18%
838%15%
727%14%
613%
52%
4割増率7%
338%
263%
1108%

※参考:損害保険料率算出機構.「自動車保険参考純率改定のご案内」https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/202109_announcement.html ,(2021-09-28).

自動車保険を使うかどうかはどう判断する?

事故後に保険を使うか自己負担にするかは、修理費用と等級ダウンによる将来の保険料増額を比較して判断するのが一般的です。 3等級ダウンや1等級ダウンでは、事故有係数適用期間(3年または1年)が加わり、長期的な負担増になります。一方、ノーカウント事故であれば等級に影響しないため、保険を使っても翌年度は無事故扱いになります。 車両保険の種類によっても補償範囲は異なり、一般型は自損事故や当て逃げまで補償しますが、エコノミー型は相手がいる事故に限定されます。少額修理なら自己負担の方が総額で安く済む場合もあるでしょう。 最終的な判断は契約内容や条件によって異なるため、必ず保険会社へ事前相談し、将来のコストを総合的に検討することが大切です。

無事故係数とは?

無事故係数は、保険を使わない年度や事故有係数適用期間が終了した後に適用される割増引率です。無事故であればこの係数が適用され、事故有係数よりも割引率が高くなります。 ノーカウント事故は無事故扱いとなり、翌年度は無事故係数が適用されます。事故有係数との違いを理解することで、保険料の増減を予測しやすくなるでしょう。

等級を維持するには?

等級は、1年間無事故であれば翌年1等級アップします。日常的に安全運転を心掛けることが等級維持の基本です。例えば、安全速度の遵守やカーブ前での減速などが事故防止につながります。また、ドライブレコーダーや安全運転支援システムの活用も効果的です。 ノーカウント事故の補償を活用すれば、必要な修理を行いつつ等級を下げずに済む場合があります。契約内容を把握し、適切な方法で保険を利用することが等級維持・向上のポイントです。

自動車保険の等級に関するよくある疑問

等級に関しては、確認方法、新契約時の扱い、人に貸した場合の影響、引き継ぎ条件など、契約者が気になる疑問が多くあります。以下で代表的な質問に答えていきます。

自分の等級を調べるにはどうしたらよい?

等級は、契約時にもらう保険証券に記載されています。また、多くの保険会社はマイページや専用アプリからも確認できます。契約更新時や事故後には必ず確認し、自分の現状を把握しておくと安心です。

等級が下がった後に新たに契約するとどうなる?

等級は契約を切り替えても原則リセットされず引き継がれます。ただし、契約に空白期間がある場合は引き継ぎできないこともあり、中断証明書の発行が必要です。 引き継ぎ対象は配偶者や同居親族までで、契約時には告知義務があります。詳細は保険会社で確認しましょう。

人に貸した車で事故が起こったら?

車を貸した場合、保有者の保険を使えば等級ダウンの可能性があります。他車運転特約があれば保有者の等級に影響しないケースもありますが、運転者限定特約の範囲外では補償されないことがあります。特約の適用可否は契約内容を必ず確認しましょう。

自動車の等級は引き継ぎ可能?

等級は、配偶者や同居親族、配偶者の同居親族に引き継ぐことができます。ただし、別居の子や友人には引き継ぎできません。条件や詳細は保険会社によって異なるため、事前に確認が必要です。

まとめ

自動車保険の等級制度は、契約者の事故歴や契約内容に基づいて保険料を割引・割増する仕組みです。等級は1〜20まであり、無事故であれば毎年1等級ずつ上がり、割引率も上昇します。 一方で、事故によって保険を使えば等級は下がり、事故有係数適用期間が加算され、同じ等級でも割引率が下がります。この影響は数年間続くため、保険料総額に大きく関わるということに留意しておきましょう。 保険を賢く使うには、自分の等級や契約条件を正しく把握し、将来の保険料負担を見据えた判断が欠かせません。安全運転の継続はもちろん、ノーカウント事故や補償内容を上手に活用することで、等級を守りながら必要な補償を受けられます。 車の修理や保険利用の判断に迷うときは、専門業者への相談も有効です。池内自動車では、修理箇所の写真を送るだけで見積もりが取れます。保険料や修理費用をできるだけ抑えたい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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