車を修理に出す前にやっておくこと|貴重品・ETCカード・ドラレコ・傷の写真まで預ける前のチェックリスト

更新日:2026/10/29 | 公開日:2026/10/29

車修理の豆知識

荷物を積み込んだ車の荷室

修理の予約が取れて、あとは車を持っていくだけ。そう思って当日を迎えると、トランクに積みっぱなしの荷物や、差したままのETCカードに受付の場で気づくことがあります。

預ける前の準備は、どれも数分で済むものです。ただ、やっておかないと後から困る種類のものが混ざっています。荷物の紛失や個人情報の心配、戻ってきた車に見覚えのない傷を見つけたときの話し合い、代車に乗り換えるときの手間。いずれも、預ける前の少しの手間で避けられます。

板金塗装で毎日お車をお預かりしている立場から、預ける前に「持ち帰るもの」「残しておくもの」「記録しておくもの」「伝えておくこと」を順に整理します。代車や保険、傷をめぐる話し合いの詳しい中身はそれぞれの記事に渡し、ここでは当日までの準備に絞ります。

その傷、いくらで直るか
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※回答が10分を超えた場合は、修理代金から1,000円を差し引きます。

預ける前の準備は4つに分けると漏れにくい

準備の中身は、大きく次の4つに分かれます。前日の夜に上から順に確認すると、当日の朝に慌てずに済みます。

分類 主なもの
持ち帰るもの 財布・スマートフォンなどの貴重品、トランクや床下の荷物、ETCカード、家の鍵、駐車場の入館証
残しておくもの 車検証、自賠責保険の証明書、渡す鍵1本、ナットロックのアダプター(使っている場合)
記録しておくもの 車の外装全体の写真、走行距離と燃料の残り、ドライブレコーダーの必要な映像
伝えておくこと 直したい範囲、気になっている他の箇所、車を使う予定日、保険を使うかどうか、連絡のつく時間帯

表の中で、いちばん後回しにされやすいのは「記録しておくもの」です。荷物は目に見えるので下ろし忘れに気づけますが、写真や映像は撮らなくても当日は何も困りません。困るのは、車が戻ってきてからです。

車内の荷物と貴重品は、原則すべて下ろしておく

修理する場所に関係なく、車内の私物はできるだけ下ろしておくのが基本です。預けている間に誰かが持ち去るという話ではありません。作業のために車を動かしたり、内側から部品を外したりするとき、荷物があると作業の妨げになるからです。

見落としやすい場所

財布やスマートフォンは忘れようがありませんが、次の場所は下ろし忘れが起きやすいところです。

  • トランクの床下収納(工具箱・洗車用品・非常用の備品)
  • グローブボックスとセンターコンソールの中
  • サンバイザーの裏(駐車券・ETCの利用明細・カード類)
  • ドアポケットとシートの下
  • 後部座席の足元に落ちた小物

リアバンパーやバックドアを直す場合、作業の都合で荷室まわりの内張りを外すことがあります。荷室に物が積んであると、作業の前にそれを出す手間が増えます。修理箇所の近くだけでも空にしておくと、受付から作業に入るまでが早くなります。

車検証と自賠責の証明書は車に残す

下ろさないほうがよいものもあります。車検証と自賠責保険の証明書は、車に備え付けておく書類です。修理の見積もりや部品の手配で車検証の情報を確認することもあるので、いつもの場所に入れたままにしておきます。

任意保険の証券や、住所が書かれた郵便物、病院の診察券などは持ち帰っておくと安心です。車検証入れにまとめて入れている方は、中身を一度確かめておきましょう。

カーナビとスマートフォンの連携

カーナビには自宅の登録や走った履歴が、Bluetoothで接続したスマートフォンの電話帳が残っていることがあります。修理の作業でこれらを見ることはありません。気になる方は、預ける前に自宅の登録を外したり、連携を切っておいたりすると気持ちよく預けられます。

ETCカードは抜いて手元に。車載器はそのままでよい

ETCカードは、差したまま預けてしまいやすいものの代表です。修理のあいだ車が公道を走ることは通常ありませんが、カードは持ち主が管理するものなので、抜いて財布に入れておきましょう。

抜いておきたい理由はもう一つあります。代車を借りる場合、代車でもETCカードを使いたくなるからです。差し替えるつもりでいても、自分の車に差したまま預けてしまうと、代車に乗ってから気づくことになります。

車載器そのものは、取り外す必要はありません。ボディの修理で車載器に触れる場面はほとんどないので、付けたままで大丈夫です。カードを抜いたときに鳴る案内音は、故障ではありません。

ドライブレコーダーは、必要な映像を先に保存しておく

ドライブレコーダーには、預ける前にやっておくことが2つあります。一つは、必要な映像を別の場所に保存しておくことです。

事故の映像は上書きされる前に残す

ぶつけられた、あるいはぶつけてしまった傷を直す場合、そのときの映像は保険の手続きや相手との話し合いで必要になることがあります。多くのドライブレコーダーは古い映像から順に上書きしていくため、預けている間も録画が続けば、残したい映像が消えてしまうおそれがあります。

事故の映像があるなら、預ける前にスマートフォンやパソコンへ書き出しておきます。書き出し方は機種によって違うので、取扱説明書かメーカーのアプリで確認してください。

駐車監視と録音の設定を確かめる

もう一つは、預けている間の録画をどうするかです。駐車監視の機能があると、預けている間の様子が記録として残ります。一方で、車内の音声まで録る設定になっていると、作業中の会話を録音することになります。

どちらを選ぶかは持ち主の判断です。録画を続けるなら、そのことを受付で一言伝えておくとお互いに気持ちよく進められます。なお、ドライブレコーダーの配線の取り外しは電装の作業にあたるので、設定の変更だけで済ませるのが手軽です。

リアガラスに後方用のカメラを付けている場合、バックドアやリアまわりの修理で作業の邪魔になる位置にあることがあります。付けている位置を受付で伝えておいてください。

傷の写真は「直す場所」と「直さない場所」の両方を撮る

車のボディにできた擦り傷のアップ

預ける前にいちばんやっておいてほしいのが、車の外装の写真です。直す傷を撮るのはもちろんですが、大事なのは直さない場所まで含めて車全体を撮っておくことです。

修理から戻った車に見覚えのない傷を見つけたとき、話がこじれる原因は「その傷がいつついたのか」を誰も示せないことにあります。預ける前の写真があれば、それが一番の手がかりになります。

撮り方の目安

特別な機材はいりません。スマートフォンで十分です。

  1. 明るい時間に、屋根のある場所を避けて撮る(日陰や夜は小さな傷が写りにくい)
  2. 車の前後左右と、斜め前・斜め後ろから全体を撮る
  3. 直したい傷は、少し離れた位置からと近くからの両方を撮る
  4. すでにある小さな傷や塗装の欠けも、気づいたものは撮っておく
  5. ホイールとバンパーの下側、ドアミラーも撮る
  6. 運転席に座り、メーター(走行距離と燃料の残り)を撮る

写真には撮影した日時が残るので、ファイル名を付け直す必要はありません。預けた日の写真だと分かるように、アルバムを分けておくと後で探しやすくなります。

撮った写真は、見積もりにもそのまま使える

直したい傷を撮った写真は、そのまま見積もりに使えます。池内自動車の写真を送るだけのオンライン無料見積もりは60秒ほどで依頼でき、回答は原則10分以内にお送りします。10分を超えた場合は1,000円割引します。

預ける前の写真を撮るついでに見積もりまで済ませておけば、店頭で費用の説明を受けるときも、写真と見比べながら聞けます。傷がついたかもしれないと思ったときの話し合いの進め方は、預けた車に傷がついたと思ったときの記録の取り方と話し合いの手順で詳しく扱っています。

渡す鍵は1本だけ。家の鍵とキーホルダーは外しておく

受付で渡す鍵は、車の鍵1本で足ります。スペアキーは自宅に置いておき、預ける鍵と一緒に持ち歩かないようにします。万一どちらかを失くしたときに、両方が同じ場所にあると困るからです。

キーホルダーに家の鍵や自転車の鍵、職場のカードキーを付けている方は、外してから渡してください。車の鍵と一緒に預けてしまい、帰宅してから家に入れないという話は珍しくありません。

盗難防止の装置とナットロック

後付けの盗難防止装置やハンドルロックを付けている場合は、解除のしかたを受付で伝えます。暗証番号を入れて解除する方式なら、作業の間だけ解除しておく方法もあります。

ホイールの盗難防止ナット(ナットロック)を使っている場合、専用のアダプターが無いとタイヤを外せません。フェンダーの内側やバンパーの下側を直すときは、タイヤを外して作業することがあります。アダプターの置き場所を確かめ、車内の分かる場所に置いておくか、鍵と一緒に渡してください。

受付で伝えておくと、見積もりと仕上がりのずれが減る

準備の最後は、伝えることの整理です。受付の場で思い出しながら話すより、スマートフォンのメモにまとめておくと抜けがありません。

直したい範囲と、気になっている他の箇所

「この傷を直したい」に加えて、「ここまでは直ってほしい」「ここは今回はいい」という線引きを伝えます。一つの傷の近くに古い小さな傷があると、どこまでを今回の範囲にするかで見積もりが変わるためです。

直すつもりはないけれど気になっている箇所も、伝えておいて損はありません。受付のときに一緒に見てもらえば、元からあった傷として確認し合えます。

車を使う予定日

車が必要になる日が決まっているなら、最初に伝えます。池内自動車では、塗装の範囲で収まる傷なら最短当日でお返ししています。骨格の修正が入るような損傷では数日かかるので、予定があるかどうかで段取りが変わります。

その日のうちに直るかどうかの目安は、車の傷・凹みを今日中に直せるかの判断基準で整理しています。

保険を使うかどうか

事故の修理で自動車保険を使うつもりなら、預ける前に保険会社へ事故の連絡を入れておくのが一般的な流れです。保険会社と修理工場のあいだで修理内容の確認が入るため、連絡が遅れると作業に入るまでの時間が延びることがあります。

使うかどうか迷っている場合も、その旨を受付で伝えてください。見積もりの金額を見てから決める方もいます。等級や免責金額の扱いは契約と保険会社によって違うので、判断の材料は保険を使うか自費で直すかの考え方で確かめてから、ご契約の保険会社にご確認ください。

過去の修理と、付けている社外品

以前に同じ場所を直したことがあるか、社外品のエアロパーツやライトを付けているかも伝えておきます。塗装の下の状態や、部品を外すときの手順に関わるためです。警告灯がついている、ドアの閉まりが前から悪いといった気になる症状も、預ける前に伝えておけば、修理の前からあったことがお互いに分かります。

連絡のつく時間と方法

作業の途中で確認したいことが出たとき、連絡がつかないと作業が止まります。仕事中で電話に出られない時間があるなら、つながりやすい時間帯と、電話以外の連絡方法を伝えておくと進みが早くなります。

代車・引き取りを使うなら、条件と積み替えるものを先に確認する

預けている間に車が必要な方は、代車を借りるか、引き取り・納車をお願いするかを考えます。池内自動車では、修理工賃(部品代を除く作業費用)が税込50,000円以上の場合に、無料の引き取り・納車か、代車の無料貸し出しのどちらか一方をご利用いただけます。併用はできないので、どちらが都合がよいかを預ける前に決めておきます。

代車に移すものを分けておく

代車を借りる場合、自分の車から代車へ移すものを先に分けておくと、乗り換えがすぐ済みます。

  • ETCカード
  • チャイルドシート(取り付けられるかを事前に確認する)
  • 月極駐車場や社屋の入館証・駐車許可証
  • 普段使っているスマートフォンのホルダーや充電ケーブル

池内自動車の代車は、軽自動車とコンパクトカーが中心で、車種は選べません。チャイルドシートを載せ替える予定がある方や、荷物を多く積む予定がある方は、受付で相談してください。代車は修理期間中にお貸しするもので、燃料は満タンでお返しいただきます。

代車には対人・対物の保険が付いています。代車そのものをぶつけてしまった場合の扱いは、ご利用の際に窓口でご確認ください。代車を借りるときの条件と保険の考え方は、修理で車を預ける間の代車の条件と保険の整理で詳しく扱っています。

引き取りを頼む場合

引き取り・納車を選んだ場合は、車を渡す場所で準備を済ませておく必要があります。荷物を下ろす、写真を撮る、鍵を1本にするといった準備は、引き取りに来る前に終わらせておきましょう。店頭で一緒に外装を見る流れとは違うので、預ける前の写真がいっそう役に立ちます。

支払いの段取りも、預ける前に決めておく

費用の支払いは、池内自動車では基本的に作業に入る前にお願いしています。作業の途中で追加の修理や部品の交換が必要になった場合だけ、その分を完了後に精算します。追加が出ることはほとんどありません。

お支払いは、ご来店いただいた場合クレジットカードもご利用いただけます。引き取り・納車を選ぶなど来店しない流れになる方は、お支払いの方法を預ける前に確認しておくと当日に迷いません。お手持ちのカードが使えるか不安な場合は、事前にご相談ください。

分割で支払いたい場合は、カード会社の「あとから分割」を使う形になります。支払い方法の選択肢は板金塗装の修理代を分割にする方法と注意点にまとめています。

受け取りのときは、預ける前の写真と同じ場所を見る

準備の仕上げとして、受け取りのときのことも少しだけ考えておきます。見る場所は、預ける前に撮った写真と同じです。直した箇所の仕上がりに加えて、写真に写っているほかの場所に変わりがないかを見比べます。

下ろした荷物を戻す前に確認を済ませるのがおすすめです。荷物を積み込んだあとでは、トランクまわりが見にくくなります。気になる点があれば、その場で伝えてください。

よくある質問

洗車してから預けたほうがいいですか

必須ではありません。ただ、泥や砂ぼこりで汚れていると、小さな傷が見えにくくなります。預ける前の写真をきれいに撮るためにも、軽く水で流しておくと、直す傷もほかの場所の状態も写真で分かりやすくなります。

見積もりだけのときも、同じ準備が必要ですか

オンラインで見積もりを取るなら、直したい傷の写真を撮るだけで足ります。店舗での見積もりは無料で、その場で車を預けるわけではないので、荷物を下ろす必要もありません。見積もりの内容を聞いてから依頼するかを決めていただいて大丈夫です。断っても費用はかからず、無理にお勧めすることもありません。

預けたあとで荷物を取りに行けますか

作業の状況によるので、預けた店舗にお問い合わせください。作業中の車は内張りやバンパーを外している場合があり、すぐにお渡しできないこともあります。必要になりそうな物は、預ける前に下ろしておくのが確実です。

燃料は満タンにしておく必要がありますか

ご自身の車については、満タンにしておく必要はありません。メーターの写真を撮っておけば、預けたときの残量が分かります。満タン返しが必要になるのは、代車を借りた場合の代車のほうです。

池内自動車の板金塗装について

池内自動車は、ボディの板金塗装に専門を絞った修理チェーンです。全国35店舗で、年間39,000台以上の修理を扱っています。受付は全店とも年中無休で、夜20時までです。

料金は修理内容ごとにあらかじめ決めており、バンパー等の樹脂パーツのすり傷(10cm以内)なら3,300円〜(税込)から承っています。対象はクリア塗装までの浅い傷で、塗装が剥がれて下地が見えているえぐれ傷は別料金です。部位と傷の大きさごとの金額は修理内容ごとの料金表で確認できます。

仕上がりを限界まで追い込むために手間を積み上げるのではなく、しっかり直った状態に必要な工程に絞っています。過剰にやらないぶん、早く、安くお返しできます。実際の仕上がりはこれまでの修理事例でご覧いただけます。

まとめ:前日の夜に4つを確認し、写真だけは必ず撮っておく

預ける前日の夜に、持ち帰るもの・残しておくもの・記録しておくもの・伝えておくことの4つを上から確認してください。荷物とETCカードを下ろし、鍵を1本にし、伝えたいことをメモにまとめれば、当日の受付は短く済みます。

時間がないときでも、車全体の写真だけは撮っておきましょう。ほかの準備は当日の受付でも取り返せますが、預ける前の状態の記録は後から作れません。

直したい傷の写真が撮れたら、それを見積もりにも使えます。あ、キズ直そ。写真を送るだけの60秒無料見積もりで、預ける前に費用を確かめておけます。

読んだ内容で迷ったら、
写真を1枚送ってみてください。

傷の程度は写真を見れば判断できます。入力は60秒、回答は原則10分以内。
修理は最短当日で仕上がります。ご来店での見積もりも無料です。

写真1枚で無料見積もりをもらう

※バンパーのすり傷(10cm以内)3,300円〜(税込)/20cm以内 6,000円〜(税込)

監修者情報
株式会社イケウチ 技術部長 日守翔吾
株式会社イケウチ 技術部長
日守翔吾

大手中古車販売店で7年ほど経験を積んだ後、板金塗装に従事。工場長の経験を経て、2022年に株式会社イケウチに入社。豊富な経験を持ち、板金塗装を中心とした自動車修理業界に精通している。これまでに10,000台以上の車両修理を監修し、お客様からの信頼も厚い。

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