バンパーの修理に必要な期間と修理が必要な理由

バンパー修理

バンパーは車の中で最も損傷しやすい部品です。

特にフロントバンパーは、走行中に跳ね上げた小石が衝突したり、縁石に乗り上げて、傷やへこみが付きやすい箇所です。

バンパーの傷やへこみは見栄えが悪いのですが、走行に支障がない場合は、放置していたり補修剤を塗ったりしただけで済ませている人も少なくありません。

ただし、バンパーが大きく損傷していると見栄えが悪いだけでなく、車の機能に支障が出たり、車検に通らないこともあるので注意が必要です。

走行に支障が無いからといってバンパーの傷を軽視したり放置したりせずに、早めに専門業者に見積もりを依頼して、損傷の状態を確認することをお勧めします。

今回は、バンパーの修理期間と必要が必要な理由についてお伝えします。

バンパーの修理期間

バンパーの修理期間は、損傷の程度や損傷した箇所によって異なります。基本的には損傷が小さいほど修理期間は短くて済みますし、大きな損傷ほど長くかかると言えるでしょう。また、気になる修理費用も修理期間に比例して大きくなる傾向があります。

小さな傷やへこみの場合

小さな傷やへこみのであれば、バンパーは車体より短い期間で修理が可能です。

手のひら程度の大きさの傷なら約3時間、小さなへこみであれば3時間〜1日ほどで修理が可能です。

ただし塗装が剥がれていたり、傷がバンパーの樹脂部分に達するほど深かったりすると塗装をやり直す必要があるため、もう少し時間がかかる場合があります。

また、特殊な塗料が使用されていたり車体との色合せが必要になったりする場合には、修理期間はさらに長くなります。

損傷が大きい場合

バンパーが割れていたり、損傷が大きい場合は修理に1〜4日ほど必要です。

損傷の度合いによっては修理をせずに、バンパーを交換します。

バンパーを交換する場合

バンパーが割れていたり、へこみや歪みが大きくて修理できないほど損傷が大きい場合は、バンパー交換する必要があります。

バンパーを交換する場合は、部品を脱着した後に塗装が必要になる場合もあるため、さらに時間と費用がかかります。

一般的な乗用車であればバンパー交換に必要な期間は、概ね1週間程度、費用は5万円〜8万円程度ですが高級車の場合は10万円を超えることもあります。

フロントバンパー

フロントバンパーは、損傷の頻度が最も高い部品です。修理期間は損傷の程度によって異なりますが、概ね2日程度です。

リアバンパー

リアバンパーの破損原因は、駐車の際に壁面に衝突するの自損事故によるものが大半です。 修理期間は概ね4日ほどで、フロントバンパーより長くかかります。

バンパーの破損原因と対策

バンパーの破損原因は、飛び石や縁石乗り上げなど避けられないもの以外では、駐車の際に壁面に衝突するなどの自損事故によるものが大半です。

狭い駐車場への駐車や縦列駐車を行う場合には、細心の注意を払う必要がありますが、最近ではレーダーやセンサーで障害物との距離を測定してくれるシステムが開発されています。

こうしたシステムは、障害物との距離を測定してモニターに表示したり、アラームで警告したりする他、自動的に駐車を行ってくれるシステムを搭載した車種も増えています。

このような駐車補助システムを搭載しているのは、現時点では一部の車種だけですが、駐車に自信がない人や駐車時の接触事故を避けたい人は、こうしたシステムを装備した車の購入を検討するのも良いでしょう。

バンパーの修理期間を短くするポイント

小さなすり傷やへこみであれば修理は1日で済みますが、破損の度合いが大きい場合は、バンパー自体を交換する必要があります。

ディーラーなどで修理する場合は必ずメーカーの純正部品を使用しますが、自動車修理工場などで修理する場合は交換費用を節約するために、中古バンパーの使用を勧められることもあります。

中古部品を使用すれば費用は抑えられますが、常に在庫がある訳ではないので部品の調達に時間がかかり、修理期間が長くなってしまうことがあります。

修理期間を短くしたい場合は、多少費用が高くついても新品の部品を使うようにしましょう。

なお、10年以上経過した年式の古い車の部品は、メーカーに在庫が無い場合が多く、取り寄せに時間がかかるので修理期間が長くなる傾向があります。

バンパーの役割と素材

バンパーは事故の衝撃を和らげて搭乗者や車体を守るとともに、歩行者に衝突した時の衝撃を吸収して保護する緩衝装置の役割があります。

バンパー素材の変遷

1970年代頃まで、バンパーは車体と同じ金属素材で作られていましたが、1980年代以降になるとデザインや加工が容易で軽量な合成樹脂素材が使用されるようになっています。

合成樹脂は加工が容易で軽量である他に、車が人にぶつかった場合の衝撃吸収性が高く、事故の際の安全性にも優れているため、バンパーの素材として普及するようになりました。

初期の樹脂バンパー

初期の樹脂バンパーに用いられたウレタンは、加工しやすい上に、柔軟性が高く復元しやすいというメリットがありました。その一方で、軽い衝突でも割れやすく塗装が剥がれやすいという問題点もありました。

PP(ポリプロピレン)製バンパー

現在の車のバンパーは、現在の車のバンパーはPP(ポリプロピレン)など弾力性の高い樹脂素材で作られています。

また、事故の際に搭乗者や歩行者の安全性を確保するために、衝撃が吸収されやすいように、わざと壊れやすく作られているのです。

車の部品には、PP以外にもFRP(繊維強化プラスチック)やABS樹脂なども使用されていますが、FRPやABS樹脂は、破損した際に鋭利な断面ができてしまいます。

そのため、車が人にぶつかった際の安全性を確保するために、現在ではPPがバンパーの素材として一般的になっています。

欧米では車のバンパーは壊れているのが当たり前?

欧米では、バンパー事故の衝撃から人や車体を守る役割を担っているので、傷がついたり壊れたりしているのは当然だと思われています。

そのため、バンパーに傷がついたり、へこみがあったりしても修理せずに乗り回している人も多いようです。

車を大事にする人が多い日本では考えにくい習慣ですが、車に対する見方や価値観が違うのでしょう。

最近の車はバンパーと車体が一体成型され、バンパーが車のデザインの一部に組み込まれていることが多くなっているため、バンパーが損傷していると見た目が非常に悪くなります。

たかがバンパーの傷だと軽く見ないで、破損箇所をみつけたら、きちんと修理するように心がけましょ

バンパーの破損を放置してはいけない理由

衝突事故などで破損したバンパーを放置していると、車の機能に影響を及ぼしたり、車検をパスしない可能性があるので注意が必要です。

バンパー内に搭載されたレーダーやセンサーへの影響

最近の車多く装備されるようになった運転や駐車の補助システムには、周囲との距離などを測定するレーダーや赤外線センサーが必要です。こうしたレーダーや赤外線センサーは、フロントやリアのバンパーの内部に搭載されています。追突事故などでバンパーが大きな衝撃を受けると、内部に搭載されたレーダーやセンサーが破損して、運転や駐車の補助システムの機能に支障を与えることがあるのです。こうしたレーダーやセンサーは、高級車ほど数多く装備されており、例えばBMWの最新モデルでは前後のバンパーに16個のセンサーが搭載されています。

車検に通らない可能性

追突事故の後などには、バンパーには小さなひび割れや歪みが生じていることがあります。こうした小さな破損は目立ちにくいため、放置してしまいがちになります。ただし、バンパーにひび割れや歪みがある場合は、バンパーの衝撃吸収機能が低下するため、安全性に問題があるとみなされて、車検にパスしない可能性があるのです。

まとめ

バンパーはもともと損傷しやすい位置に設置されていますが、事故の際の衝撃を吸収して搭乗者や歩行者を保護するために、柔らかくて壊れやすい樹脂素材で作られています。

また、最近はバンパーの内部に運転や駐車を支援するシステムに必要なレーダーや赤外線センサーが搭載されている車も多くなっています。

そのため、衝突事故の後などに大きな傷が見当たらなくてもバンパー内部のセンサーや電装部品が破損し、運転支援システムの機能に支障をきたすことがあります。

また、バンパーにひび割れや歪みがあると、衝突時の安全性が十分確保されていないとみなされて、車検に通らない可能性もあります。

バンパーの損傷を発見したら放置したままにせず、専門の修理業者に見積もりを依頼して車の現状を確認した上で、なるべく早めに必要な修理を受けるように心がけましょう。

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