車の傷の修理代【ディーラー・カー用品店・自動車修理工場】相場比較。一番安いのはどこ?
更新日:2024/11/25 | 公開日:2021/08/30
大切な愛車に傷が!修理代は一体いくらかかるのか…?
いくら安全運転を心がけていても、車には避けられない傷もありますよね。
例えば、
イタズラで車に引っ掻き傷を付けられたり…
縁石に乗り上げてバンパーが傷ついたり…
走行中に跳ね上げた飛び石が車体にぶつかったり...
ましてや納車して間もない新車や、奮発して買った高級車の傷であれば
「修理代は一体いくらになるんだ…?」
と思わず震えがくる人は少なくないでしょう。
そこで、
■車の傷の修理代相場<ディーラー・カー用品店・自動車修理工場>比較表
■車の傷の修理代を安くするためのポイント
をご紹介します。
愛車に傷を見つけても、どうか慌てないで。
落ち着いて早めに対応し、メリット・デメリットを理解して、自分に合った業者に車の傷修理を依頼しましょう。
そうすれば、安い修理代で、納得の仕上がりの愛車修理が叶いますよ!
車に傷がついて途方に暮れている人は、ぜひ修理代の目安の参考にしてください。
車の傷の修理代【ディーラー・カー用品店・自動車修理工場】の相場を比較
車の傷修理を依頼できる業者には、主に
・ディーラー
・カー用品店
・自動車修理工場(板金業者)
があります。
車の修理代は損傷の箇所や大きさだけでなく、修理を請け負う業者によっても異なります。
一般的にディーラーは修理品質が高い代わりに、カー用品店や自動車修理工場に比べると修理代が高い傾向があります。
とはいえ、高額な修理費用に驚いて傷を放置したままにするのは、絶対に避けましょう。
たとえ小さな傷であっても、修理せずに放置していると塗装が剥がれて錆が生じたり、傷が広がったりすることがあるのです。
そうなってから、慌てて修理を依頼すると、当初の見積りより修理代が高くなってしまうことがあります。すぐに修理しておくべきだった!と嘆いても後の祭りです。
傷を見つけたら、なるべく早めに見積もりを依頼して修理を行うことが大切です。
特に、バンパーやボディ、フェンダーやドアなどは傷が付きやすい上に目立ちやすい箇所なので、修理する機会が多くなるでしょう。
これらの箇所を傷付けた際の、業者別の修理代の目安は以下の通りです。車の修理依頼を行う際に、参考にされると良いでしょう。
バンパーの擦り傷の修理代相場
バンパーの擦り傷(20cm以内) | ボディ部分の擦り傷(20cm以内) | バンパーのへこみ(20cm以内) | |
トヨタ系ディーラー | 12,000円〜16,000円 | 23,000円〜 | 30,000円超 |
マツダ系ディーラー | 18,000円〜24,000円 | 22,000円〜31,000円 | 30,000円程度 |
ホンダ系ディーラー | 23,000円〜29,000円 | 35,000円〜40,000円 | 30,000円〜36,000円 |
日産系 ディーラー | 11,000円〜23,000円 | 29,000円〜36,000円 | 30,000円程度 |
カー用品店 | 10,000円〜20,000円 | 40,000円程度 | 30,000円超 |
池内自動車 | 3,300円均一 | 傷の大きさにより19,800円〜30,800円均一 | 傷の大きさにより12,100円〜23,100円均一 |
ドアの擦り傷の修理代相場
10cm以内の 擦り傷 | 10cm〜20cm 以内の擦り傷 | 20cm超の 擦り傷 | |
ディーラー | 30,000円〜 40,000円 | 40,000 円〜 60,000円 | 〜100,000円 |
カー用品店 | 10,000円〜 25,000円 | 25,000円〜 50,000円 | 〜80,000円 |
池内自動車 | 19,800円均一 | 25,300円均一 | 30,800円均一 |
フェンダーの擦り傷の修理代相場
10cm以内の 擦り傷 | 10cm〜20cm 以内の 擦り傷 | 20cm超の 擦り傷 | |
ディーラー | 最低40,000円〜 50,000円 | 最低50,000円〜 60,000円 | 60,000円超 |
カー用品店 | 30,000円前後 | 40,000円前後 | 50,000円超 |
池内自動車 | 19,800円均一 | 25,300円均一 | 30,800円均一 |
ドアのへこみ傷の修理代相場
へこみ傷が10cm以内 | へこみ傷が10cm〜20cm 以内 | へこみ傷が20cm超 | |
ディーラー | 60,000円以上 | 70,000円以上 | 80,000円超 |
カー用品店 | 40,000円〜 | 40,000円〜50,000円以上 | 60,000円超 (程度による) |
池内自動車 | 25,300円均一 | 30,800円均一 | 39,600円均一 |
上記以外のパーツの修理代の相場は次のとおりです。
・ボンネット
小さな傷の場合 50,000円程度
傷が大きい場合 50,000円+α
・サイドミラー
部品交換の場合 10,000円〜15,000円
ミラー部分の交換 1,000円〜 3,000円
ディーラーは修理代が高くつきますが、修理品質が高いのが特徴です。
カー用品店も傷の種類によっては、ディーラーとほとんど変わらないか、高い修理代が必要なケースもあります。
一方、自動車修理工場は、全体的に修理代が安い傾向にあります。
ディーラー・カー用品店・自動車修理工場のそれぞれには、修理代だけでなく修理技術などにも違いがあります。
それぞれの業者のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
ディーラー
ディーラーは、車の傷の修理代が最も高くつく傾向があります。
ディーラーは自動車修理工場に板金を外注していることが多く、修理代に中間マージンが上乗せされることが多いからです。
また修理に必要な部品はメーカーの純正品を使用するため、他の業者に比べて修理代が高くなる傾向があります。
しかし、ディーラーは修理代が高い代わりに修理品質が高く、保証などもしっかりしているため、安心して車の修理を依頼できるのが特長です。
カー用品店
カー用品店は自動車ユーザーにとって身近な存在なので、手軽に利用できるのが特長です。
例えば某カー用品店大手は、全国の店舗に4,000名近い整備士が在籍しており、幅広く修理サービスを提供しています。
その一方で、ディーラーほど修理技術力が高くなく、店舗によって修理品質がばらつく傾向があります。
また小規模な店舗では板金塗装を自動車修理工場に外注していることが多く、修理代はディーラーとあまり変わらないことも多いです。
自動車修理工場(板金業者)
自動車修理工場は、最も安い修理代で、高品質の修理を受けることが期待できます。
自動車修理工場は、車の傷やへこみを修復する板金塗装の専門業者で、保険会社から事故車の修理を請け負ったりディーラーやカー用品店から修理を受注しています。
ただし、自動車修理工場は規模が様々であり、業者によって傷修理の得意分野が異なったり修理技術に差があったりします。
そのため自動車修理工場に傷修理を依頼する際は業者選びが重要になるため、予め信頼できる業者を見つけておくことが大切です。
車の傷の修理代を安く抑えるポイント
車の傷を見つけたら、傷の程度に関わらず早めに対処することが大切です。
早めの対処が車の損傷を最小限に抑え、修理代を安く抑えるための重要なポイントになります。
まずは車の傷の状態を確認する
車の傷を見つけたら、まずはディーラー・カー用品店・自動車修理工場などに修理見積もりを依頼して、傷の状態や程度を確認するようにしましょう。
車のバンパーは樹脂素材で作られているので、傷が付いて塗装が剥がれたりすると見た目は悪くなりますが、錆が生じることはありません。
しかしドアやボンネットなどの車体部分は鋼板で作られているので、傷が付くと、塗装が剥がれた箇所から水が染み込んで錆が発生することがあります。
錆を放置したままにしておくと、最悪の場合、車体が腐食して穴が空いてしまうこともあるのです。
車の傷が大きくなると、修理代も当然高くなってしまいます。
車の傷の修理代は、複数社に見積もりをとる
車の傷の修理代を安く抑えるには、複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
同じ程度の傷や車種でも、業者によって修理代が大きく異なる場合があります。
例えば、東京・埼玉・神奈川で激安修理工場を展開している池内自動車の車の傷の修理代は、バンパー擦り傷(20cn以内)であれば3,300円均一など、破格の安さの修理代が特長です。
池内自動車の激安修理の理由は、損傷箇所と傷の大きさに応じた均一の修理代を設定していることにあります。
通常、車の傷の修理代は実際に損傷度合いを確認してから見積もることが多いです。
さらに、車種や塗装の色などによって追加料金が必要になることもあります。
池内自動車は修理箇所と傷の大きさに応じた均一の修理代を設定しているため、修理代の予算が立てやすく、追加費用の心配をする必要がありません。
自分の車の傷の大きさがわからない場合は、傷の画像を送信すれば、正確な見積もりを行う無料サービスも行っています。
車の傷の修理代の目安がわからずに不安を感じている方は、ぜひ一度、池内自動車の無料ネット見積もりをぜひお試しください。
車の傷修理DIYは、修理代が高くつくリスクもあり
車の傷が小さい場合、修理代を抑えるため、最近はDIYによる修理も流行しています。
小さな塗装剥がれやヘコミであれば、ペンシルや手軽なパテセットなどのDIYキットで、綺麗な見た目に修理することも可能です。
しかし車の傷は、見た目には小さくても、内部のセンサーや電子機器に思わぬ損傷を及ぼしている可能性もあります。
また車の傷が大きくて深い場合は板金修理が必要なため、DIYによる修復は難しく、専門の修理業者でなければ対応できません。
DIYで車の傷修理を行い失敗した場合は、業者で修理し直す必要があり、修理代が余計に高くつくリスクもあります。
傷の修理に車両保険を使った方が得?
損害保険料率算出機構の調べによれば2019年時点で自動車任意保険(共済含む)の加入率は90%近くになっています。
ただし、車両保険は保険料が高いため、加入率は50%を下回っています。
車の傷の修理代に車両保険を使うかは、等級ダウンを考慮して慎重に判断
車の傷の修理代に保険を利用するかどうかは、等級ダウンによってアップする保険料と修理代を比較検討して、慎重に判断することが必要です。
車の傷の修理に車両保険を利用すれば、修理代は負担しなくて済みます。
しかし車両保険の等級がダウンするため、翌年以降の保険料がアップします。
例えば修理代が5万円なのに翌年の保険料が10万円アップするのであれば、車両保険を使わずに自費で修理した方が安くつきます。
自動車保険の等級別割引率
(出典)損害保険料率算出機構
車両保険への免責額の設定
修理代が少額であれば、保険料のアップ額と比較すると自費で修理した方が得になることが多いのです。
そうした点を考慮すると、車両保険に加入する場合は予め免責額を設定しておくのがお勧めです。
免責額を設定しておけば、修理代が高額な場合だけ車両保険を利用し、免責額以内の少額の修理代は自費でまかなうという利用法が可能になります。
車両保険に免責金額を設けておけば、支払い保険料を安くすることもできます。
まとめ
車の傷の修理代は、ディーラー・カー用品店・自動車修理工場など、依頼先の業者によって大きな違いがあります。
修理業者にはそれぞれ特性があり、修理代以外にも修理技術や手軽さなどの面でメリット・デメリットがあります。
本記事ではトヨタ・マツダ・ホンダ・日産系の各ディーラー、カー用品店、自動車修理工場について、車の傷の修理代相場をご紹介しました。
また車の傷の修理代に車両保険を使うかどうかは、等級ダウンによる保険料アップ額と比較して、慎重に判断する必要もあります。
車の傷を発見したら、傷が広がり修理代がかさむ前に、早めに複数業者に見積もりをとることが修理代を安く抑えるポイントです。
車の傷を見つけてしまったら、できるだけ安い修理代で、愛車を元のピカピカで安全な状態にしてあげてくださいね。
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