バックドアのへこみ修理は意外と簡単!DIY法や修理代など解説
「注意してバックしたはずなのに…。」
自分では注意していたつもりでも、死角となったところにポールなどの障害物があると、気づかずにバックドアをぶつけてしまうことありますよね。
最近では、バックカメラを搭載した車が多くなってきていますが、それでもバックドアの修理依頼はよくあります。
そこで、この記事では
■バックドアのへこみ修理にかかる修理代の相場
■自分で修理するDIY法
などを詳しく解説していきたいと思います。
バックドアをぶつけてへこみができてしまった方はぜひ参考にしてみてください。
バックドアのへこみ修理にかかる修理代とは
「バックドアにへこみができている…。」「ずっと放置していたからそろそろ修理したいな…。」そんな時、気になるのは修理代ですよね。
なんとなく車の板金修理は高いイメージがあるけど、いまいち相場が分からない。
そんな方に、バックドアのへこみ修理にかかる修理代の相場をお伝えしていきたいと思います。
ディーラーやカー用品店、板金業者など業者によって金額は大きく変わるので、修理を依頼する際は参考にしてみてください。
【業者別修理代比較表:バックドア】
ドアのへこみ修理代(10cm以内) | ドアのへこみ修理代(10cm~20cm) | ドアのへこみ修理代(20cm以上) | |
ディーラー | 60,000円以上 | 70,000円以上 | 80,000円超(程度による) |
カー用品店 | 40,000円以上 | 40,000円~50,000円以上 | 60,000円超(程度による) |
板金業界(※) | 25,300円均一 | 30,800円均一 | 39,600円均一 |
※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる
バックドアへこみ修理:ディーラー
ディーラーでバックドアのへこみ修理を依頼した場合、10cm以内の小さなへこみでも60,000円以上かかってしまい、へこみ具合によっては10万円を超えることも十分考えられます。
修理代を安くしたい方にはネックに感じるかもしれませんが、質の高さや安心感は専門業者の中でもディーラーはトップクラスと言えます。
バックドアへこみ修理:板金業者
板金業者の一番のメリットは修理代の安さです。
ディーラーで60,000円以上かかるへこみも、板金業者なら50,000円以下で修理してくれることがあります。
イエローハットやオートバックスなどのカー用品店よりも安くなることが多いので、修理代を極力抑えたい方にはおすすめの業者と言えます。
しかし、業者によって技術に差があることが多く、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
バックドアへこみ修理:交換
続いてバックドアの交換にかかる修理代ですが、車種にもよりますが10万円以上かかることがほとんどです。
場合によっては20万円以上、外車ともなればさらに高額になり30万円を超えることも。
交換はなるべく避けたいところですね。
なぜバックドアの交換は高いのか
先ほどもお伝えしたように、バックドアの交換はとても高額になります。
では一体なぜなのでしょうか。
理由としては、バックドアの交換にはガラス部品の取り外しも必要になるからです。
ただでさえ大きいパーツのため、作業が難しく塗装にも手間がかかります。
それに加え、ガラス部分の取り外しも必要となると高額になる理由が分かりますね。
なるべく交換ではなく板金修理のみで済ませたいものです。
車のドアには板金修理ができないケースがある?
車のドアは板金修理ができず、交換を余儀なくされるケースがあります。
それはへこみが大きすぎる場合とドアの素材がアルミやカーボンの場合です。
素材にアルミやカーボンが使われている場合は、板金修理することができないので交換するしかありません。
自分の車の素材が何かは事前にチェックするか、業者の方に聞くようにしましょう。
【DIY】バックドアのへこみを修理する方法
バックドアがへこんだから修理したいけど修理代が高すぎる…。
そんな方には自分で修理するDIYがおすすめです。
車を自分で修理することに抵抗がある方もいるかもしれませんが、意外と簡単にできてしまうものです。
ただし、へこみが大きい場合やボディカラーが特殊な場合はディーラーや板金業者などに依頼するようにしましょう。
DIYで修理できるのは浅くて小さなへこみに限ります。
バックドアへこみ修理:①ドライヤー&冷却スプレー
ドライヤーと冷却スプレーを使用した方法です。
意外かもしれませんが、車のドアなどのボディは温めることで柔らかくなり変形します。
その性質を利用した修理方法になりますが、へこみが大きすぎる場合は上手くいかないこともあるので注意してください。
①水洗いをして車の汚れをキレイに落とします。汚れやほこりが付着したままドライヤーで熱を加えると、こびりついてしまう恐れがあるのでキレイに落としましょう。
②へこんだ部分をドライヤーで満遍なく温めます。この時、熱を加えることが目的なので、しっかり温めてください。
③温めた部分を冷却スプレーで一気に冷やします。急速に冷やす必要があるので温めたあとすぐに冷却スプレーを当てるようにしましょう。
④へこみが戻らない場合はドライヤーと冷却スプレーを数回繰り返します。
■メリット
・家にドライヤーがあれば修理代がかからない
■デメリット
・大きく深いへこみには向いていない
バックドアへこみ修理:②熱湯&ハンマーで叩く
バックドアなどの車のへこみはハンマーを使って修理することができます。
作業自体はとても単純で、修理したい箇所の裏側からハンマーで叩くという作業になります。
この時、ただハンマーで叩くだけではなく、修理箇所に熱湯をかけてボディを柔らかくした後にハンマーで叩くとより元に戻りやすくなります。
中々元に戻らないときは、熱湯をかけてハンマーで叩くという作業を繰り返し行ってください。
■メリット
・修理代がかからない
・空いた時間でサッと修理することができる
■デメリット
・熱湯を使うので、やけどをする恐れがある
・やりすぎるとハンマーでドアを傷つけてしまう可能性がある
バックドアへこみ修理:③吸盤(修理キット)
市販の修理キット(デントリペアキットやバキュームリフター)を使ってバックドアの凹みを修理する方法です。
デントリペアキット(バキュームリフター)はへこみを修理する専用の道具で、内側から押し出すタイプと外から引っ張り出すタイプの2種類があります。
バックドアがハッチバックタイプの場合、内側から押し出すタイプでは修理がしづらく、外側から引っ張り出すタイプがおすすめです。
市販の修理キットの価格は1500円~3000円程度とリーズナブルなところが魅力ですが、平らな部分でしか使用できないのがデメリットとなります。
■メリット
・初心者でも簡単に修理することができる
・修理キットの価格がリーズナブル
■デメリット
・簡易的にへこみを修理する工具なので、大きなへこみには向いていない
・ドアやボンネットなどの平らな部分でしか使えず、角のへこみは修理できない
バックドアへこみ修理:④パテ
車の板金修理になれている方は「パテ」を使用した方法がおすすめです。
準備するものはパテとサンドペーパー、そしてマスキングテープです。
へこんだ箇所にパテを塗り、乾いたらサンドペーパーで削るという作業になり、パテの種類や研磨の仕方などがキレイに仕上げるポイントになります。
パテは失敗するリスクもあるので自信がある方のみ挑戦してみてください。
①まず車全体(修理したい箇所)を洗い、汚れを落とします。
②塗料が周囲につかないように周りにマスキングテープを貼ります
③耐水サンドペーパーでへこんだ部分を削り、平らにした後パテを塗ります。
④20~30分程度自然乾燥させたら耐水サンドペーパーで盛り上がった部分を削っていきます。
⑤表面が平らになったらカラースプレーで塗装し、仕上げに液体コンパウンドでつやを出せば完了です。
■メリット
・少し大きなへこみや深いへこみでも修理することができる
・自由度が高く、角のへこみなどにも対応できる
■デメリット
・高い技術が必要になり、少し難易度が高い
・失敗すると余計に修理代がかかる可能性がある
プロのような仕上がりにするためのテクニック
自分で修理することで修理代を抑えることはできますが、やはりプロに比べるとクオリティは低くなってしまいます。
色むらができたり、きっちり平らになっていなかったりと素人では限界を感じることもありますが、ちょっとでもクオリティを高めるためのテクニックをお伝えします。
完成度を高めるテクニック!サフェーサー
今回ご紹介するテクニックは「サフェーサー」です。
サフェーサーはパテの成形後に塗装の下地として塗るものです。
サフェーサーにはいくつか役割があり、塗装と他の材料などの吸い込みを抑える効果があります。
サフェーサーを吹き付けることでさらに細かい調整ができるようになるので、キレイに仕上げるためには欠かせないアイテムと言えます。
少しでもプロのような仕上がり具合に近づけたい方はぜひ使ってみてください!
バックドアのへこみを自分で直すのは難しい?
多少のへこみで、あればこの記事でもお伝えした方法で直せる可能性がありますが、基本的にへこみ修理は中々難しいものです。
特にボンネットやフロントドアとは違い、バックドアは平らな部分が少ない車種もあります。
平らな部分がないと修理キットやハンマーでの修理ができなくなるので、その際はパテを使っての修理になるはずです。
しかし、パテ修理は難しく初心者にはレベルの高い修理方法となりますので、不安な方は一度専門業者に相談することをおすすめします。
バックドアがへこむといろいろな障害が…。
バックドアがへこむと、ドアが開かなくなったりガラスに影響したりといろいろな障害が出てくることがあります。
ドアが開かなくなってしまうと修理というよりは交換が必要になるので、修理代も10万円以上はかかることでしょう。
交換修理代を少しでも安くする方法として中古パーツを使うという手もありますが、同じ型式で同じカラーのパーツを探すのは意外と大変なことです。
万が一見つかったとしても、経年劣化や汚れなどによって全く同じカラーになることはないので頭に入れておきましょう。
それでも、新品パーツと交換するよりかは格段に安くなるので、修理代を安くしたいと考えている方は検討してみてください。
バックドアのへこみ修理はプロに任せよう!
自分でバックドアのへこみを修理するDIY方法をお伝えしてきましたが、失敗のリスクが高いへこみ修理はプロに任せるのが一番です。
正直、修理できるのか交換が必要なのかの判断は素人目には難しく、時に危険なことになりかねません。
また、バックドアだけならいいのですが、リアバンパーやリアゲートまで損傷している可能性もあるので、へこみ系は一度プロに見てもらうのが無難で安全と言えます。
見積もりだけなら無料なので、いくつかの業者に見てもらって、信頼できる業者を見つけるのもいいかもしれませんね。
バックドアのへこみ修理は池内自動車にお任せ!
バックドアは平らな部分が少なく、自分で修理するのは難しいと言えます。
そのため、専門業者に依頼するのが無難なのですが、正直、結構高いですよね…。
ちょっとしたへこみでも修理に50,000円以上かかることが多く、ときには100,000円を超えることも十二分に考えられます。
また、バックドアだけの修理ならいいのですが、リアバンパーなどの隣接しているパーツも一緒に傷付いていると修理代はさらに高額になってしまう可能性があります。
そこで、おすすめなのが池内自動車です。
弊社はバックドアのへこみ修理が25,300円~可能で、板金業界の中でもトップクラスの安さとなっています。
通常なら、へこみが大きくなればなるほど修理代は高くなっていきますが、弊社ではどれだけ凹みが大きくても39,600円以上になることがありません。
修理代を安くしたい方は、お気軽にお問合せください。
まとめ
バックドアは車のパーツの中でも大きい部類なので、修理代が高額になることがほとんどです。
交換ともなれば10万円を超えることになるので、なるべく傷やへこみができないように心がけましょう。
もし、ぶつけてへこんでしまった場合はこの記事で紹介した修理方法を試してみてはいかがでしょうか。
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