車のへこみ修理はカンタン!?修理代や吸盤・ドライヤーなどの直し方
「壁にぶつけてしまった!」車のへこみは目立ってしまうので、できれば早く修理したいですよね。
しかし、修理に出すと結構お金がかかってしまうのではないか…。
そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、車のへこみを自分で直すテクニックや業者に依頼したときの修理代など詳しく解説していきます。
車がへこんで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
車のへこみは自分で修理できる?
車のへこみは業者に頼まなくても自分で修理することが可能です。
車の修理はやったことないという方でも自宅にあるもので簡単で修理できることもあるので、これから紹介する方法をぜひ試してみてください。
車のへこみを自分で修理するメリット・デメリット
■メリット
車のへこみを自分で修理するメリットは、業者にお願いするよりも修理代を安くすることができる点です。コストをなるべく抑えて修理したいという方におすすめです。
■デメリット
自分で修理するデメリットとしては、キレイに修理することは難しいという点です。コストを抑えて修理することはできますが、やはり専門業者に比べるとキレイに元通りというわけにはいきません。車の修理に慣れていない方がすると、多少の色むらができたり、若干ボコボコが残ってしまったりすることも十分考えられます。
車のへこみを自分で修理する4つの直し方
それでは車のへこみを修理する方法を4つご紹介します。
「これでへこみを直せるの!?」といったものもあるのでぜひ参考にしてみてください。
・ドライヤー&冷却スプレー
・ハンマー&熱湯
・吸盤(修理キット)
・パテ
車のへこみ修理:直し方①ドライヤー&冷却スプレー
はじめにご紹介するにはドライヤーと冷却スプレーを使用した方法です。
本当にドライヤーで車のへこみを直せるのか疑問ですよね。
車のバンパーやボディは樹脂製でできているので、温めることで柔らかくなり変形します。
だたし、へこみの状態や車によっては中々上手くいかないこともあるので、必ず直せるというものではありません。
修理手順としては下記のようになります。
①まずは車の汚れをキレイに落とします。ドライヤーで熱を加えた際に汚れがこびりつく恐れがあります。
②へこんだ部分をドライヤーで満遍なく温めます。この時、サラッとではなくしっかり温めてください。
③温めた部分を冷却スプレーで一気に冷やします。急速に冷やす必要があるので温めたあとすぐに冷却スプレーを当てるようにしましょう。
④へこみが戻らない場合はドライヤーと冷却スプレーを数回繰り返します。
車のへこみ修理:直し方②ハンマー&熱湯
続いてご紹介するのはハンマーと熱湯を使った直し方です。
作業自体はとても単純で、修理したい箇所を裏側からハンマーで叩くというシンプルな直し方になります。
その際、ボディに熱湯をかけて柔らかくしてからハンマーで叩くと、よりへこみが戻りやすくなります。
注意点として、ハンマーで叩きすぎるとボディを傷つけてしまう可能性があるため、程よくたたくようにしてください。
また、熱湯を使用する際は、やけどには十分注意するようにしましょう。
車のへこみ修理:直し方③吸盤(修理キット)
続いてご紹介するのは吸盤工具を使った直し方で、バキュームリフターなどの吸盤式工具をへこんだ部分にセットして引っ張るだけの簡単な方法です。
しかし、車のボンネットや平らなボディのへこみを修理するには適していますが、車の角にできたへこみには適していません。
また、吸盤式工具はへこみを和らげるものなので、大きいへこみの場合は完全に元通りにすることは難しいと言えます。
それでも手軽にできるセルフ修理法になるので試してみてください。
車のへこみ修理:直し方④パテ
最後にご紹介するにはパテを使った修理方法です。
パテは少し深いへこみや形をしっかり成形したい時に使用するもので、パテを使っての修理はガッツリ板金塗装になります。
そのため、他の修理方法よりも高い技術力が必要で、全くの初心者では少し難易度が高くなります。
また、自分でパテ塗りをして失敗すると、色ムラができてしまったり塗装にひびが入り割れてしまったりすることも考えられます。
しかし、へこんだボディを自在に成形できるパテは、車のへこみ修理に置いて欠かせない存在です。
技術は少し必要ですが、パテ修理ができると何かと便利なので一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
①まず車全体(修理したい箇所)を洗い、汚れを落とします。
②塗料が周囲につかないように周りにマスキングテープを貼ります
③耐水サンドペーパーでへこんだ部分を削り、平らにした後パテを塗ります。
④20~30分程度自然乾燥させたら耐水サンドペーパーで盛り上がった部分を削っていきます。
⑤表面が平らになったらカラースプレーで塗装し、仕上げに液体コンパウンドでつやを出せば完了です。
車のへこみ修理は早めの対処がオススメ!
車のへこみやこすって付いた擦り傷などは早めの対処がオススメです。
なぜかというと、車のボディは塗装により防錆加工が施されており、へこみや傷が付くと塗装が剥がれサビ付いてしまう可能性があるからです。
一度サビになってしまうと、どんどん侵食し劣化を早める原因にもつながるので、なるべく早めの対処を心がけるようにしましょう。
車のへこみがひどい場合はディーラーなどの専門業者に依頼しよう!
ここまで車のへこみを自分で修理する方法をお伝えしてきましたが、セルフ修理によって逆に傷を付けてしまう可能性も考えられます。
そうなると時間や労力も無駄になりますし、なにより余計に費用がかかってしまいますよね。
そこで、これからお伝えする“業者に依頼するべき判断基準”を参考にしてみてください。
車のへこみ:塗装の下地が見えてしまっている
まずは塗装の下地がすでに見えてしまっている場合です。
へこみが深くボディカラーとは異なる下地が見えている場合は、素人では修理が難しいため専門業者への依頼が必要になります。
特に、下塗りと上塗りの中間に塗るサーフェイサーが見えてしまっていたり塗装を保護するためのクリア層が剥がれていたりするとセルフ修理は難しいと判断できます。
車のへこみ:セルフ補修では修理ができない大きなへこみ
続いてはセルフ補修では修理できないほどの大きなへこみの場合です。
特に広範囲にわたる大きなへこみの場合は、プロでないと修理が難しいため専門業者に依頼するようにしましょう。
大きいへこみを修理して目立たなくするという作業は、高い技術が必要になるため素人には中々できません。
失敗するリスクを考えると、先に専門業者に依頼するほうが安全と言えます。
車のへこみ修理をディーラーや板金業者に任せるメリット・デメリット
へこみの程度によっては自分で修理したほうがお得になることもありますが、やはり仕上がり具合などを考えるとディーラーや板金業者などの専門業者に任せた方が無難と言えます。
自分で修理するべきなのか、専門業者に任せるべきなのか迷っている方に向けてディーラーや板金業者などの専門業者に依頼した際のメリットとデメリットをお伝えします。
こちらの内容を踏まえて、検討してみてください。
車のへこみ:ディーラーや板金修理などの専門業者に任せるメリット
・損傷具合を見て、修理なのか交換が必要なのかをプロの目線で判断してくれる
・板金修理に特化した専門道具があるので色ムラなどもなくキレイに仕上げてくれる
ディーラーや板金業者は車修理のプロ達です。
素人では分からないようなことにも気が付き、的確な判断をしてくれるのが最大のメリットと言えます。
また、車のパーツによっては車検や査定時に大きな影響を与えてしまう可能性もあるので、修理する・しないに関わらずまずはプロに相談するほうが何かと安全です。
車のへこみ:ディーラーや板金修理などの専門業者に任せるデメリット
・セルフ補修に比べ、修理代が高くなる可能性がある
・業者によっては修理期間が長くなることや技術に差があることがある
セルフ補修をするために修理道具を揃えても1万円を超えることはほとんどありません。
高く見積もっても5千円程度です。
しかし、専門業者に修理を依頼するとそれ以上の修理代がかかってしまう可能性があります。
ディーラーや板金業者などの業者によって金額は大きく異なるので、いくつか見積もりをもらって検討することをおすすめします。
車のへこみ修理にかかる修理代の相場とは
車のへこみ修理にかかる修理代の相場ですが、修理する業者やパーツによって金額は大きく異なります。
ディーラーは、修理自体は提携している修理工場が行うため、その分のマージンがかかってしまうことで修理代が高額になるケースがほとんどです。
純正パーツを取り扱ってくれるので安心感はありますが、修理代で見ると板金業者のほうが安く済ませることが可能と言えます。
ディーラーで5万円以上かかる修理が、板金業者では2万円以内でおさまるといったこともよくある話です。
そのため、専門業者に修理を依頼する場合は、できれば複数の業者に見積もりを取って検討することをおすすめします。
車のへこみ修理代:バンパー
車のパーツの中でも、バンパーのへこみ修理は比較的安く済むこと傾向にあります。
とは言っても、ディーラーやカー用品店にお願いした場合は10cm以内の小さなへこみでも20,000円を超えることがほとんどでしょう。
また、バンパーのへこみ修理は脱着作業が必要になるケースがあり、その場合はプラスで工賃がかかることがあるので頭に入れておきましょう。
【業者別比較表:バンパーのへこみ修理代】
バンパーのへこみ修理代(10cm以内) | バンパーのへこみ修理代(10cm~20cm以内) | バンパーのへこみ修理代(20cm以上) | |
ディーラー | 20,000円~30,000円 | 30,000円~40,000円 | 40,000円~(傷の大きさによる) |
カー用品店 | 20,000円前後 | 30,000円前後 | 40,000円~(傷の大きさによる) |
板金業者(※) | 12,100円均一 | 16,500円均一 | 23,100円均一 |
※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる
車のへこみ修理代:ボディ
フェンダーやドア、ボンネットなどのへこみが大きくなりやすいボディは、少し修理代が高くなる傾向にあります。
修理代の安さが魅力の板金業者でも20,000円を超えることが多く、ディーラーの場合は50,000円以上、場合によってはさらに高額になる可能性が考えられます。
また、損傷が大きい場合やボディの素材が原因で交換が必要になると100,000円以上になることがあるので、その際は見積りの内訳をしっかり確認するようにしましょう。
【業者別比較表:ボディのへこみ修理代】
ボディのへこみ修理代(10cm以内) | ボディのへこみ修理代(10cm~20cm以内) | ボディのへこみ修理代(20cm以上) | |
ディーラー | 60,000円以上 | 70,000円以上 | 80,000円超(程度による) |
カー用品店 | 40,000円以上 | 40,000円~50,000円以上 | 60,000円超(程度による) |
板金業者(※) | 25,300円均一 | 30,800円均一 | 39,600円均一 |
※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる
車のへこみ修理にかかる時間はどれくらい?
車のへこみ修理にかかる時間は、小さなへこみの場合は半日~1日程度で終わることがほとんどですが、少し大きなへこみになると1週間程度かかるケースもあります。
これはその時の状況にもよるので一概には言えませんが、少なくとも数日間はかかるものと思っておきましょう。
車のへこみ修理でお困りなら池内自動車にお任せ!
車のへこみ修理は高いですよね…。
ちょっとしたへこみでも20,000円を超え、傷の程度によっては100,000円を超えることも優に考えられます。
かといって、パテなどを使って自分で修理するのは大変だし自信がないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方は池内自動車にお任せください。
弊社はバンパーのへこみ修理が12,100円~、ボディのへこみ修理25,300円~と板金業界の常識を覆すほどの低価格でサービスを提供しております。
「自分で修理する自信はないけど、修理代は安くしたい…。」そんなお悩みに全力でお答えいたします。
見積りも10分で返信が来る超スピード見積りとなっておりますので、すぐに代替の目安を知りたいという方にもおすすめです。
ぜひお気軽にお問合せください。
車へこみなどの板金塗装修理を依頼する際の注意点
専門業者に修理をお願いする際は、いくつか注意したいポイントがあります。
それがこちらの3つになります。
・任意保険を使えるかどうか確認する
・仕上がりのレベルをきっちり伝える
・適当に業者を選ばない
車のへこみ:任意保険を使えるかどうか確認する
車のへこみ修理では、任意保険の車両保険が使用できる場合があります。
免責金額や支払い金額が設定されているケースもありますが、利用したい方は確認しておきましょう。
ただし、保険を利用すると、へこみの発生原因によって等級が下がる可能性もあるので注意が必要です。
車のへこみ:仕上がりのレベルをきっちり伝える
仕上がりレベルはきっちり正確に伝えるようにしましょう。
「キレイに元通りにしてほしい」「目立たなければいい」「傷だけで隠して」など仕上がりレベルによっても費用や日数が変わってくるので、ここはきっちり自分の希望を伝えるようにしましょう。
車のへこみ:適当に業者を選ばない
車の修理を行ってくれる業者は、ディーラーや板金業者、カーショップにガソリンスタンドなどさまざまですが、適当に業者を選ぶと、あとあと後悔することになりかねません。
安心感で選ぶならディーラーが良いですし、安さで選ぶなら板金業者がおすすめです。
業者によって技術にも差があるので業者選びは慎重に行いましょう。
まとめ
車のへこみは普通の傷よりも修理代が高いものです。
そのため、なるべく自分で修理したいという方はこの記事でご紹介した修理方法を試してみてください。
また、中には激安で修理してくれる板金業者もあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
当社で運営しているYouTube動画「板金娘」で初心者の女性が板金に挑戦するという動画を配信しておりますので、よければそちらもご視聴ください。
セルフ補修の仕方などの参考になる動画となっております。
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