車の屋根(ルーフ)にへこみが!その原因や直し方・修理代など解説
更新日:2024/11/25 | 公開日:2022/03/25
車の屋根のことを英語で「ルーフ」といいますが、そのルーフがへこんでしまった場合の直し方などご存知でしょうか?
セダンなどの車体が低い車に乗っている方は見る機会が多いかもしれませんが、普通はあまり見る場所ではありません。
そのため、いつの間にか傷やへこみができていることがあるため、気づいたらすぐに対処できるようにしたいですよね。
そこで、この記事では車のルーフにへこみができる原因や直し方、また修理代など詳しく解説していきます。
愛車のルーフにへこみができてしまった方はぜひ参考にしてみてください!

車の屋根(ルーフ)にへこみができる原因

「いつの間にかルーフにへこみができている…。」そんな経験はありませんか?
車のルーフは普段あまり見る場所ではないので、傷やへこみに気づきづらいものです。
そのため、なぜへこみができたのか原因が分からないことが多く、対策を取ることができないのがとても厄介ですよね。
そこで、車のルーフにへこみができる主な原因をご紹介しますので、しっかり対策を取るようにしましょう。
車の屋根へこみ原因:①落雪・雹
1つ目の原因は落雪や雹(ひょう)によるものです。
雪の降る積雪地域では、自宅の屋根に積もった雪が車のルーフに落ちてへこんでしまうことがよくあります。
また、自然の力によるものは雪だけでなく、雹によるルーフのへこみも考えられます。
積雪地域ではないからといって油断はしないようにしましょう。
車の屋根へこみ原因:②駐車場のシャッター
2つ目の原因は駐車場のシャッターによるものです。
自宅ガレージの駐車場など、降りてきたシャッターにぶつけてルーフがへこむことがあります。
シャッター開閉のタイミングなど十分注意するようにしましょう。
車の屋根へこみ原因:③飛び石
3つ目の原因は飛び石によるものです。
飛び石による被害は、主にバンパーや車のボディが受けること多いですが、ルーフも飛び石によってへこんでしまうことがあります。
特に、前を走っている車が大型車もしくはスピードを出している車の場合は注意が必要です。
飛び石は時としてかなりの威力を持つことがあるので、石だからといって油断はできません。
車の屋根へこみ原因:④落下物
4つ目の原因は落下物によるものです。
そこまで多くはありませんが、駐車場にプラムなどの木が植えられており、その実が車の屋根に落ちてしまうことでへこんでしまうことがあります。
いつも止めている駐車場に限らず、海や山などの自然がある場所に外出する際は駐車する場所には注意するようにしましょう。
また、対策としてはウレタンマットなどを車の屋根に置いておくと、衝撃を吸収してくれるので安全です。
車の屋根へこみ原因:⑤イタズラ
5つ目の原因は酔っ払いなどのイタズラによるものです。
非常に悪質なことですが、酔っ払いが駐車中の車にパンチや蹴りをいれてへこませるトラブルが多発しています。
そのため、車の駐車場所には十分注意しましょう。
また、酔っ払い以外でも、子どもが石をぶつけたりボールをぶつけたりして車にへこみができることがあります。
住宅街に駐車場がある場合は、シートを被せるなどして対策を取るようにしましょう。

積雪地方は落雪による屋根のへこみに注意が必要!?

車の屋根にへこみができる原因でもお伝えしましたが、積雪地方にお住まいの方は特に注意しておきましょう。
自宅の屋根に積もった雪が落ちてくることもあれば、木や電柱などに積もった雪が落ちて車の屋根に凹みができてしまうケースもよくあります。
また、車に凹みができるだけならまだしも、場合によっては塗装が剥がれてしまったりする可能性もあるので、落雪には十分注意するようにしましょう。
落雪によるへこみに保険は使える?
大雪が降ると、建物の屋根や木に積もっていた雪が車に落ちてへこんでしまうことがあるでしょう。
車の部屋がへこんでしまうと、修理するのに数万円、もしくは10万円以上かかってしまうこともあります。
そうなると、保険の適用を考える方も多いのではないでしょうか。
実際、落雪による車のへこみは車両保険を使うことが可能です。
落雪だけに限らず、雹(ひょう)による車の傷・へこみにも車両保険は使うことができます。
また、落雪による被害は1等級ダウンですが、落雪が原因でスリップなどし、他の車を傷つけた場合は3等級ダウンとなるので注意が必要です。
落雪や雹(ひょう)は車両保険を使うことができますが、地震や噴火などの自然災害による傷には使えないので覚えておきましょう。
車の屋根のへこみを自分で修理するのは危ない!?
車にへこみができた場合、ドライヤーやパテなどを使用することでカンタンに修理することが可能ですが、屋根の修理となると作業がしづらくとても難しくなります。
また、車の屋根を修理するには脚立を使用するケースが多く、最悪の場合ケガにもつながるので十分注意が必要です。
そのため、先述したへこみができる原因からしっかり対策を取り、万が一へこんでしまった場合は早めに専門業者に修理してもらうようにしましょう。

【直し方】車の屋根のへこみを自分で修理する方法

車の屋根の修理は危ないとお伝えしましたが、それでも修理代を安く抑えたいと考える方も多いと思います。
そんな方のために車の屋根のへこみを自分で修理する方法を紹介していきます。
なんどもお伝えしていますが、危険なので細心の注意を払って作業するようにしてください。
【直し方①】車の屋根へこみ:ドライヤー
車のへこみはドライヤーを使用することで修理することが可能です。
車のボディは熱を加えると変形する性質があるため、ドライヤーで温めることでへこみを戻す修理方法になります。
ドライヤーの熱だけでは戻りが弱い場合は、温めた後に冷却スプレーなどで一気に冷やすとへこみが戻りやすくなります。
【直し方②】車の屋根へこみ:熱湯&ハンマー
熱湯+ハンマーでも車のへこみを修理することが可能です。
原理としてはドライヤーと同じで、熱湯によって温められ柔らかくなったボディをハンマーで裏側から叩くという至ってシンプルな方法になります。
ただし、こちらも必ずへこみが戻るというわけではないので、この方法で戻ったらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
また、熱湯によるやけどや叩きすぎによる傷などには十分注意してください。
【直し方③】車の屋根へこみ:修理キット
カーショップなどに売っている修理キットでも車のへこみを修理することが可能です。
修理キットとは、吸盤のような道具で簡易的なへこみ修理に最適で、大きなへこみを修理することはできませんが値段も2000円程度とリーズナブルなのでサッと修理したい方におすすめです。
【直し方④】車の屋根へこみ:パテ
ドライヤーや修理キットでは修理できない大きなへこみでも直すことができるパテ。
しかし、先ほど紹介した2つに比べて、少し技術が問われるため初心者の方には難易度が高いとも言えます。
また、失敗するリスクもあるので、板金修理に自信がある方のみ実践するようにしてください。

車の屋根のへこみ修理はどこに依頼するのがいい?

車の屋根のへこみ修理をプロに依頼する時、どこに依頼すればいいのか迷いますよね。
ディーラーか板金業者か、それともカーショップに持っていくか…。
それぞれの特長をお伝えしますので、比較して検討してみてください。
車の屋根のへこみ修理:ディーラー
ディーラーは何より質の高さと安心感が最大のメリットと言えます。
他の業者よりも修理代は高額になることがほとんどですが、文句なしの仕上がりで失敗がないので安心して任せることができます。
車の屋根のへこみ修理:板金業者
板金業者の最大のメリットは修理代の安さです。
ディーラーとは比べ物にならないほど安く、すぐに修理してくれるのも魅力の1つです。
しかし、店舗によって技術にムラがあるため業者選ぶが大変になりますが、安さを求めるなら断然板金業者がオススメです。
車の屋根のへこみ修理:カーショップ
あまりイメージがないかもしれませんが、カーショップでも車の修理を対応してくれます。
実際には提携している修理工場が修理する流れになるので、カーショップに依頼するなら板金業者やディーラーに依頼したほうが無難と言えます。
それでも一括見積など、ネットでまとめて見積りを取ることもできる便利な一面もあります。

車の屋根のへこみをプロに依頼した時の修理代とは

ここまで、ルーフのへこみを自分で修理する方法をお伝えしてきましたが、ルーフ修理は脚立などを使用する必要があるため危険も伴うものです。
不安な方はディーラーや板金業者などのプロに依頼することをおすすめしますが、その際の修理代はどのくらいなのかお伝えします。
ディーラーに修理を依頼した場合の相場は約40,000円~80,000円になり、板金業者に修理を依頼した場合の相場は約30,000円~60,000円になります。
もちろん、ルーフのへこみ修理は、損傷具合や塗装などによって修理代は大きく変わることがあります。
やはり、ディーラーは修理代が高くなることが多いので、安く済ませたい方には板金業者がオススメです。
へこみ修理代(10cm以内) | へこみ修理代(10cm~20cm以内) | へこみ修理代(20cm以上) | |
ディーラー | 60,000円以上 | 70,000円以上 | 80,000円超(程度による) |
カー用品店 | 40,000円~ | 40,000円~50,000円以上 | 60,000円超(程度による) |
板金業者(※) | 25,300円均一 | 30,800円均一 | 39,600円均一 |
※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる
車の屋根(ルーフ)のへこみ修理は意外と高い!
車のルーフ修理にかかる修理代をお伝えしましたが、「意外と高い!」というのが本音ではないでしょうか。
これは、ルーフの修理には高い技術が必要になることが理由として挙げられます。
他のパーツに比べて修理の際の足場も悪いため、手間と労力がかかるため、どうしても修理代が高くなってしまいます。
また、へこみ箇所が大きい場合や複数ある場合は、塗装する面積が広くなります。
場合によっては修理箇所のみの部分塗装ではなく、全塗装したほうが仕上がり良くなることあり、その場合はさらに修理代が高くなることが考えられます。
車の屋根のへこみ修理なら池内自動車にお任せ!

自分で修理するには難易度が高いし危ない…けど修理に出すと意外と高くついてしまう。
そんな方は池内自動車にお任せください。
板金業界の常識を覆す破格も値段でサービスを展開しているため、見積りの際に「こんなに安いの!」と驚かれる方が多くなっています。
プロに任せたいけど、修理代は安くしたいと考えている方は、ぜひ池内自動車までお問い合わせください。
【池内自動車の強み】
✓業界トップクラスの安さ
✓33,000円以上の修理で引取り・納車無料
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まとめ
車の屋根(ルーフ)は傷やへこみがなくても紫外線を最も受けているパーツです。
その分、塗装の剥がれや色あせもしやすくなっているので、これを機に定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事では修理方法なども紹介していますので、少しでも参考になれば幸いです。
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