車の修理はどこに行けば良い？費用を安くおさえる2つのポイント

値段・費用

普段から安全運転を心がけている人でも、避けられない事故で車に傷が付いてしまうことがあります。

例えば

・走行中に跳ね上げた小石で、車体に傷がつく

・駐車場でイタズラされたり当て逃げされる

・縁石に乗り上げて、車体やバンパーの下部を擦る

などの事故は、いくら注意しても防ぐことができません。

でも

「車の修理ってどこで頼めばいいの？」

「車の修理費用ってやっぱり高いの？」

「車を修理に出したら、期間はどれぐらいかかる？」

など、心配なことがいろいろありますよね…。

そこで、

■車の修理ができる業者の特徴（ディーラー・カー用品店・自動車修理工場）

■車の修理費用の相場

■車の修理にかかる期間

■車の修理費用を安くおさえる2つのポイント

■車の修理に保険を使う際の注意点

■車の修理はDIYできるのか？

を解説。

車に傷がついてしまったけれど、どうやって修理すればいいのかわからない！

と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

車を修理してもらうにはどこに行けば良い？

車の修理を行う主な業者は、

・ディーラー

・カー用品店

・自動車修理工場

の3つです。

それぞれの業者の特徴（修理の精度・費用など）は以下のとおりです。

ディーラー

ディーラーは、メーカーの純正部品を使用しており、修理品質が高いので安心して修理を依頼できます。

ただし、多くのディーラーは、外部の自動車修理工場に板金修理を外注しており、修理費用にはディーラーの中間マージンが上乗せされます。

そのため車の修理費用は高額になる傾向があります。

修理費用は高くても、品質と安心を重視する人は、ディーラーに依頼するのがおすすめです。

カー用品店

カー用品店は店舗数が多く、気軽に立ち寄れるのが特徴です。

小さな傷であれば、自店で修理するところもあります。

ただし車の損傷が大きい場合は、外部の自動車修理工場に板金修理を委託しています。

そのためカー用品店のスタッフや委託工場の技術力によって、修理品質はさまざまです。

一方、修理費用はディーラーより安くすむ傾向があります。

自動車修理工場

自動車修理工場は、主に保険会社やディーラーから事故車の板金修理を受注しています。

車の修理を専門におこなっているため、修理品質が高い傾向にあります。

また自動車修理工場に直接依頼すれば、中間マージンが不要なので、安く修理ができます。

一方、カー用品店などに比べると店舗数が少ない場合もあります。

高品質な修理を、安い値段で依頼できるのでおすすめです。

車の修理費用の相場

車の修理費用は、傷の大きさ・損傷個所。修理業者によってさまざまです。

修理費用の相場は下表のとおりです。

バンパーの擦り傷

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上 の傷
ディーラー	15,000円〜25,000円	25,000円〜40,000円	40,000円〜50,000円超
カー用品店	10,000円〜20,000円	20,000円〜30,000円	30,000円超
自動車修理工場※	3,300円均一	3,300円均一	30,800円均一

フェンダーの擦り傷

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上の傷
ディーラー	最低40,000円〜50,000円	最低50,000円〜60,000円	60,000円超
カー用品店	30,000円前後	40,000円前後	50,000円前後
自動車修理工場※	19,800円均一	25,300円均一	30,800円均一

ドアの擦り傷

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上の傷
ディーラー	30,000円〜 40,000円	40,000 円〜 60,000円	〜100,000円
カー用品店	10,000円〜 25,000円	25,000円〜 50,000円	〜80,000円
自動車修理工場※	19,800円均一	25,300円均一	30,800円均一

ボディの擦り傷

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上の傷
ディーラー	30,000円〜40,000円	35,000円〜45,000円	45,000円〜
カー用品店	20,000円〜30,000円	25,000円〜35,000円	35,000円〜
自動車修理工場※	19,800円均一	25,300円均一	30,800円均一

バンパーのへこみ

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上の傷
ディーラー	20,000円〜30,000円	30,000円〜40,000円	40,000円〜
カー用品店	20,000円前後	30,000円前後	40,000円〜
自動車修理工場※	12,100円均一	16,500円均一	23,100円　均一

ドアのへこみ

	10cm以内の傷	10cm~20cm以内の傷	20cm以上の傷
ディーラー	60,000円以上	70,000円以上	80,000円超
カー用品店	40,000円〜	40,000円〜50,000円以上	60,000円超
自動車修理工場※	25,300円　均一	30,800円均一	39,600円　均一

車の修理に必要な期間

車の修理に必要な期間は、損傷箇所や大きさによって異なります。

バンパーを軽く擦った程度の傷であれば、半日程度で済みますが。

しかし大きな傷であれば、1週間程度かかることもあります。

また、大きな衝突事故で車が大破した場合は、修理に1か月近くかかることもあるでしょう。

さらに、ゴールデンウィークやお盆など交通量が増えた後は、事故も増える傾向にあります。

車の修理業者が多忙な時期は、通常より修理期間が長引くこともあります。

車の修理費用を安くおさえる2つのポイント

車の修理費用をできるだけ安くおさえるには、3つのポイントがあります。

１．早めに修理に出す

車体の小さな傷やへこみなら、修理に出すのも面倒だし、そのままにしておきたい気持ちもありますよね。

しかし車の傷を修理せずに放置していると、

・塗装が剥がれた部分に錆が発生し、傷が広がったり穴が開く

・見た目は小傷でも、内部のセンサーなど電気系統が故障している

といったリスクがあります。

車の傷を見つけたら、傷が小さいうちに、早めに修理を依頼するのがおすすめです。

２．複数業者に見積もりを出す

車の修理費用は、損傷した箇所や傷の大きさはもちろん、修理業者によっても異なります。

そのため車の修理を依頼する際には、複数の業者に見積もりを依頼して、比較検討するのがおすすめです。

車の修理に車両保険は使った方がいい？

車両保険は、自損事故で車を壊したときの修理費用や、盗難などの被害を補償してくれます。

しかし車の修理費用に車両保険を利用すると、保険等級が下がり、次年度の保険料が大幅にアップします。

車の修理費用が少額の場合は、保険を使わない方がお得なケースもあります。

車両保険を利用するかどうかは、「車の修理にかかる費用」と「保険料のアップ額」を比較して、慎重に検討するのがおすすめです。

車の修理はDIYできる？

車の修理は、小さな傷であれば、カー用品店で販売している修理キットを購入してDIYで済ませることも可能です。

ただしDIYで車の修理をするには、それなりの経験や知識が必要で、素人がやると失敗するリスクが高くなります。

DIYで車の修理に失敗すると、車の見栄えが悪くなってしまうだけでなく、修理費用が余計に高額になってしまうこともあります。

小さな傷であっても、車の修理はディーラー・カー用品店・自動車修理工場などの専門業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ

車の傷を修理せずに放置していると、傷が広がり、余計な修理費用がかかるおそれがあります。

また同じ大きさ・パーツの傷でも、修理業者によって費用はさまざまです。

車の修理費用を安くすませるには、

1.傷が小さいうちに、早めに修理依頼する

2.複数の業者に見積もりを依頼する

ことがポイントです。

また修理費用に車両保険を使う際は、修理にかかる金額と保険料アップ額を比較して、慎重に検討することが大切です。

DIY修理も失敗すると修理費用がかえって高額になるため、できれば専門の修理業者に持ち込む方がリスクが低くすみます。

あなたの大切な愛車の傷を、高い技術力と安い費用で、ぜひきれいに修理してもらってくださいね。