バンパーの傷修理はいくら?DIYと業者依頼の費用相場やエーミングの注意点まで解説
更新日:2025/09/18 | 公開日:2022/06/23
駐車場での油断、縁石への接触、高速道路での飛び石...車を運転する上で、バンパーの傷は避けて通れないトラブルの一つです。愛車についた一本の傷を見て、「修理代はいくらかかるんだろう…」「これくらいなら自分で直せる?」「どこに頼むのが一番安心でお得なんだろう?」と頭を悩ませていませんか。
バンパーの傷修理は、DIYから専門業者まで選択肢が豊富ですが、特に現代の車においては、見た目だけでなく「安全性」に関わる重要な注意点も存在します。
この記事では、年間25,000台以上の修理実績を誇る専門工場「池内自動車」のプロが、バンパー修理に関するあなたの全ての疑問に答えます。ご自身で修理する方法(DIY)の完全ガイドから、業者別の正確な費用相場、そして絶対に知っておくべき現代の車の修理事情まで、この記事一本で全てがわかるように徹底解説します。
日守翔吾
大手中古車販売店で7年ほど経験を積んだ後、工場長板金塗装に従事。工場長の経験の経験を経て、2022年に株式会社イケウチに入社。豊富な経験を持ち、板金塗装を中心とした自動車修理業界に精通している。これまでに10,000台以上の車両修理を監修し、お客様からの信頼も厚い。
バンパーの役割と傷を放置する本当のリスク

まず理解すべきは、バンパーが単なる飾りではないということです。近年のバンパーは樹脂製で柔らかく作られており、軽い衝撃を吸収・復元することで、歩行者へのダメージを軽減し、車本体の骨格(フレーム)を守るという重要な役割を担っています。
バンパーの傷を放置するとどうなる?
「樹脂だからサビなく大丈夫」と考えるのは早計です。傷の放置は、見た目の問題以上に深刻なリスクを招きます。
- 内部へのダメージ進行: バンパーの内側には、ライト類やセンサー、そして車体を支える金属製の骨格があります。傷から水分が浸入し、これらの金属部品にサビを発生させ、より高額な修理が必要になるケースがあります。
- 査定額の大幅ダウン: 車を売却する際、バンパーの傷は「メンテナンスが不十分な車」と見なされ、査定額が大きく下がる直接的な原因となります。
- ひび割れや破損への進展: 小さな傷が起点となり、走行中の振動や温度変化でひび割れに発展し、最終的にバンパーが破損する恐れもあります。
【DIYの前に】傷の種類の見極め方

修理方法を決める上で最も重要なのが「傷の深さ」です。車の塗装は、以下のような層構造になっており、どの層までダメージが及んでいるかで見極めます。
- 第一層:クリア層 塗装の一番外側にある透明な保護膜です。洗車や軽い接触でつく微細な傷のほとんどは、この層に留まります。
- 第二層:カラー層 車のボディカラーを決める色の層です。この層まで傷が達すると、下地の色とは違う、はっきりとした線傷として見えます。
- 第三層:下地層 カラー塗装を密着させるための下地(プライマー)の層です。傷をなぞった時に、明らかに白い、または濃い灰色の線が見える場合、この層まで達しています。
- 素材本体 下地層を突き抜け、バンパーの素材である黒っぽい樹脂が見えている状態です。これはかなり深い傷と言えます。
自分でできる傷の深さチェック法
- 水かけチェック: 傷に水をかけた時、一瞬見えなくなるなら「クリア層」の浅い傷。濡れても傷がくっきり見えるなら「カラー層」以上に達した深い傷です。
- 爪かけチェック: 傷を優しく爪でなぞり、引っかかりがなければ浅い傷。明らかに爪が引っかかるなら深い傷です。
一般的に、DIYで綺麗に対応できるのは「クリア層」の傷まで。自信があっても「カラー層」の浅い傷までが限界と考え、下地が見えている場合は迷わずプロに相談しましょう。
【DIY完全ガイド】バンパー傷修理の全手順と費用

DIYは費用を抑えられますが、時間と手間、そして失敗のリスクが伴います。挑戦する場合は自己責任で、以下の手順を参考にしてください。ここでは、えぐれ傷を伴う修理のフルコース(15ステップ)をご紹介します。
必要な道具と費用目安
コンパウンド、パテ、耐水サンドペーパーセット、シリコンオフ、マスキング用品、プライマー、カラースプレー、クリアスプレー等を一式揃えると、約5,000円〜10,000円程度の費用がかかります。
DIY修理の全手順
・仕上げ用の極細コンパウンドで磨き、艶を出して完了。
・バンパーの傷を綺麗に水洗いする。
・粗めの耐水ペーパーで、傷口のささくれや段差を滑らかに削る。
・シリコンオフを吹き付け、脱脂する。
・傷の周囲をマスキングテープやシートで丁寧に保護する。
・パテの密着性を高めるため、下地(プライマー)を薄くスプレーする。
・傷を埋めるようにパテをヘラで塗り込む。
・パテが完全に硬化するまで1時間以上待つ。
・硬化したパテを中目のペーパーで削り、周囲と同じ高さになるよう成形する。
・さらに細目のペーパーで磨き、表面を滑らかにする。
・再度シリコンオフで脱脂する。
・塗装の密着性を高めるため、再度下地(プライマー)をスプレーする。
・カラー塗料を、薄く、数回に分けて慎重にスプレーする。
・クリア塗料を、同様に数回に分けてスプレーする。完全乾燥には1週間ほど見ておきましょう。
・最後の脱脂を行う。
【プロの仕上がりはなぜ違う?】DIY塗装で起こりがちな3つの致命的な失敗

DIYに挑戦する前に、多くの方が直面する塗装の難しさについて解説します。
塗装のムラ・液だれ スプレー缶での均一な塗装は非常に難しく、「ゆず肌」と呼ばれる表面の凹凸や、塗料が垂れた「液だれ」が起こりがちです。一度失敗すると、修正するには全ての塗装を剥がして一からやり直す必要があり、かえって時間も費用もかかってしまいます。
違和感のない「色合わせ」の壁 車の塗装色は、カラーナンバーが同じでも、太陽光による経年劣化で微妙に変化しています。市販のスプレー缶ではこの微調整ができず、修理箇所だけ色が浮いて見える「パッチワーク」状態になりがちです。プロは、現状のボディに合わせて色を「調色」する専門技術を持っています。
ホコリやゴミの付着 プロは、塗装面にホコリやゴミが付着しないよう、作業環境を徹底的に管理し、細心の注意を払って塗装を行いますが、屋外やガレージでのDIYでは空気中のホコリが必ず付着します。仕上がりがザラザラになり、艶が出ない最大の原因はここにあります。
【プロの修理代】業者別の料金相場を徹底比較

プロに依頼する場合の費用相場を、業者別に見ていきましょう。
| 依頼先 | 特徴 | 料金の傾向 |
| ディーラー | 品質と安心感は最高。純正部品を使用。 | 高い |
| カー用品店 | 手軽で料金も比較的安い。重度の損傷には対応不可の場合も。 | やや安い |
| 板金専門工場 | ディーラーからの下請けもこなす高い技術力。中間マージンがなく安い。 | 安い |
擦り傷・へこみ傷の料金比較表(池内自動車の場合)
| 傷の種類 | 10cm以内 | 10cm~20cm以内 | 20cm以上 |
| 擦り傷 | 3,300円~均一 | 3,300円~均一 | 30,800円~ |
| へこみ傷 | 12,100円~均一 | 16,500円~均一 | 23,100円 |
※上記は池内自動車のバンパー修理代の目安です。
【実績紹介】池内自動車のバンパー修理事例


- メーカー・車種: ランドローバー ヴェラール
- キズ箇所: バンパーすりキズ・ヘコミ
- 修理期間: 1日(即日対応 10時〜17時)
- 対応費用: 3,300円(税込)
お客様のご依頼・修理内容
ランドローバー ヴェラールの左リアバンパーに、荷物を乗せる際に付いてしまった2〜3cmの擦り傷の修理をご依頼いただきました。色合わせが少し難しい「バイロンブルーメタリック」というカラーでしたが、お客様とご相談の上、丁寧に作業を行い、ご納得いただける仕上がりとなりました。
池内自動車からの一言
池内自動車では、バンパーの小規模な修理であれば即日対応が可能です。輸入車の修理は高額になりがちですが、今回のケースのように費用を3,300円に抑えて修理することもできます。傷や凹みを費用を抑えて素早く修理したい方は、ぜひお近くの池内自動車にご相談ください!見積もりは無料で承っております。
事例2:スバル レヴォーグ 左フロントバンパーの広範囲なすり傷修理


- メーカー・車種: スバル レヴォーグ
- キズ箇所: バンパーすりキズ・ヘコミ
- 修理期間: 1日
- 対応費用: 9,900円(税込)
お客様のご依頼
さいたま見沼店にて、左フロントバンパーにできてしまった40cm〜50cmの広範囲なすり傷の修理をご依頼いただきました。
修理内容・結果
損傷状況を確認し、板金修理による部分補修プランをご提案。熟練の作業員が丁寧に傷を研磨し、塗装を施すことで、元の状態に復元しました。修理期間は1日間、修理金額は9,900円でした。
池内自動車からの一言
フロントバンパーの広範囲なすり傷も、交換ではなく部分補修で対応できる場合がございます。今回の修理では、費用を抑えながら、お車の美観を回復させることができました。池内自動車では年間25,000台を超える修理を行っております。33,000円を超える修理をご依頼いただいたお客様には、ご自宅への引取・納車サービス、または代車無料サービスも提供しておりますので、お車の傷、凹みでお困りの際は、お気軽にお近くの店舗までご相談下さい。
まとめ:あなたのバンパー傷に最適な修理方法は?

ここまで、バンパーの傷修理について、DIYからプロへの依頼、そして現代の車ならではの注意点まで解説してきました。
結論として、
- 安全装置が付いていない古い車で、ごく浅い傷の応急処置ならDIYも選択肢。
- しかし、確実な仕上がりと、何より「安全性」を考えるなら、プロの業者への依頼が最善の選択です。
特に、ディーラー品質の修理を、中間マージンのない適正価格で受けられる「板金専門工場」は、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。 愛車の傷でお悩みなら、まずはこの記事を監修した池内自動車のような専門工場に見積もりを依頼し、プロの診断を受けてみてはいかがでしょうか。
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