車のガリ傷修理代はいくら?DIYと業者依頼を徹底解説!

板金塗装全般

車のガリ傷とは深めの擦り傷や削り傷のことで、車を走行中に何か障害物などに接触したときにできやすい傷です。

そんな大切な車にガリ傷がついてしまったら誰でもショックですよね。

しかし、傷が大きいものでなければ、多少は自分でDIYして傷を直すことができます。

本記事ではその方法と注意点などを併せて徹底的に細かく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、ガリ傷をプロの業者に依頼した場合の修理費用相場と、DIYで行う場合の修理費用相場なども紹介します。

車のガリ傷が大きくなければ、ある程度は自分で修理できる

大切な車を、他の車や電柱、壁などに当ててしまうことなどによってもガリ傷はできてしまいます。

しかし、ボディの表面が少し擦れた程度の小規模な傷であれば、DIYしてある程度は自分で直すことも可能です。

プロが直したような仕上がりまでの綺麗さを保つのは初心者や一般の人ではなかなか難しいですが、遠くから見ればわからない程度までは修理できます。

DIY修理だと安上がりで時間もさほどかからないので、やってみる価値はあるでしょう。

では、すべてのガリ傷において修理は可能なのでしょうか?

車のガリ傷を自分で修理できる場合とできない場合

ガリ傷のDIY修理においては、以下の条件が前提となります。

1、修理が必要な範囲が小さいこと

完全な修理ではなく、DIY修理は簡単(簡易的)なものなので、傷が大きな範囲になると逆に目立ってしまいます。

そのため、大きな傷や損傷の場合はプロの業者などに任せたほうが無難です。

過信して大丈夫だろうと考えて無理矢理DIYしてしまうと、かえってその修復に時間やコストがさらにかかってしまうリスクもあります。

2、傷が塗装面の表層程度など、小さいダメージであること

穴があいたり、塗装面を通り越して内部までダメージが及んでいる場合や、さらにその他パーツの歪みや凹みまで生じている場合は、逆に見た目が悪化したり、傷をさらに大きくしてしまうリスクもあります。

こういった場合も、無理矢理DIY修理はせず、修理はプロの業者などに任せたほうが無難です。

3、塗装が特殊な塗装ではないこと

メタリック系などの特殊なボディの色は、スプレーなどを使って直しても、周りの色とのバランスが崩れたりして、塗装した部分だけ変に目立ってしまいます。

また、経年劣化で塗装が色褪せてしまってる際も、新しく塗った塗装箇所とのバランスが悪くなるため、DIYには向いていません。

なるべくシンプルな色(原色)などで新しく塗装することが原則です。

塗装がそもそも分からないもしくは詳しくない場合は、なるべく最初からプロにお願いするようにしましょう。

車のガリ傷を自分で修理する方法とは?(簡易的なDIY編)

では次に、車のガリ傷のDIY修理方法を簡単に紹介していきます。

コンパウンドを使えば、小さい車のガリ傷は目立たなくなる

軽度の傷の修復でまず一番簡単なのが「コンパウンドで磨くこと」です。

ガリ傷などはコンパウンドで磨くだけで、傷を消せる可能性があります。

コンパウンドには何種類かあり、最初は比較的粗めのコンパウンドで塗装を除去し、表面の浅い傷をならします。

その後、仕上げに細かいコンパウンドで磨けば傷をすべて除去できることもあります。

ただし軽度の損傷や傷に限るので、大きな傷の場合は前述したようにDIY修理はなるべく避けるか、次に紹介する方法を試してみましょう。

大きめの車のガリ傷は、耐水ペーパーで削ってから上塗りする

上記したような傷よりも大きくて深い傷、あるいはコンパウンド等で磨いたけどもまだ傷が残ってしまう場合は、もう少し削ってから塗装を行う必要があります。

まずは300番ぐらいの耐水ペーパーで傷を削っていき、そのままでは表面が綺麗ではないので、その後600〜1000番ぐらいの耐水ペーパーで滑らかにならします。

その後、削った場所が凹んでいるので、仕上がりを完璧にしたいならパテ盛りも必要です。

あとはスプレーを吹き、最後にクリアーも吹いてコンパウンドでさらに磨いて仕上げれば、とても綺麗になります。

修理のコツとしては急がずに作業することで、特に最後の磨きの段階で力を入れすぎると表面が汚くなってしまい修復が台無しになってしまいます。

最初からやり直しになる可能性もあるので、日を置いて完全に乾くのを待ってから磨くのがおすすめです。

少しでもDIYに自信がない場合は、素直にプロに依頼するのが確実です。

車のガリ傷を自分で修理する方法(バンパー編)

ではここからはもう少し詳しく、バンパーのガリ傷のDIY修理に絞って解説していきます。

手順は大きく分けると20工程ほどになりますが、難易度が高すぎるというほどでないので、ぜひトライしてみてください。

1.下地の塗装

まずは耐水ペーパーの150番程度で傷とその周辺を研磨します。

2.脱脂

損傷箇所の上にシリコンオフ(スプレー)し、タオルで拭き取ります。

油をしっかり落とすことを意識してください。

3.バンパープライマー(スプレー)

バンパープライマー(スプレー)して、次の工程のパテの密着度を高めます。

4.傷部分をパテ塗り

傷部分をパテでしっかり盛ります。

次の工程で研磨するため、周囲の部分よりも高くなるように盛りましょう。

5.バンパーパテ研磨

耐水のサンドペーパー320番程度で次は研磨していきます。

パテが平坦になったら600番程度で段差がなくなるまで研磨します。

6.脱脂

損傷箇所の上にシリコンオフ(スプレー)し、タオルで拭き取ります。

油をしっかり落とすことを意識してください。

7.塗装前のマスキング

この後の工程で塗装するため、マスキングします。

8.バンパープライマー(スプレー)

バンパープライマー(スプレー)して、次の工程の塗装の密着度を高めます。

9.プラサフスプレーで塗装

数回に分けてむらなく塗装していきます。

10.プラサフ研磨

耐水のサンドペーパー1000番程度で、塗装した箇所を研磨します。

ここでも周りとの段差をなくすことを意識して綺麗に研磨しましょう。

11.コンパウンド磨き

カラー塗装をする前の下地をコンパウンドで磨きます。

12.脱脂

シリコンオフ(スプレー)し、タオルで拭き取ります。

油をしっかり落とすことを意識してください。

13.カラー塗装のマスキング

カラー塗装前に、再び周りをマスキングします。

14.カラー塗装

カラーペイントをスプレーします。

15.クリアー塗装

さらにその上にクリアー塗装をします。

カラー塗装の範囲より広めに塗っても大丈夫です。

16.乾燥させる

理想は1週間ほどかけ、乾燥させます。

17.コンパウンド磨き

最後の仕上げで、コンパウンドで綺麗に磨き上げます。

18.完成

ようやくバンパーのガリ傷のDIYが完成です!

工程が多く大変ですが、自分でチャレンジしてみたい方はぜひトライしてみてください。

車のガリ傷の修理代相場は?業者依頼とDIYを徹底比較!

ここまでは車のガリ傷のDIY修理について、そのやり方を具体的に解説してきました。

ではその気になる修理費用の相場はどれぐらいでしょうか?

こちらでは、プロの業者に頼んだ場合とDIY修理の場合で分けて解説していきます。

料金のみを気にするのではなく、修理のクオリティなども考慮しながら賢い選択をしましょう。

車のガリ傷をDIYして修理する場合の費用相場

DIY修理では、コンパウンドや耐水ペーパーなどを自分で用意して修理することになります。

また、カー用品店などでは修理キットなども売れられているので、それを購入するのも手です。

コンパウンドや耐水ペーパーは1,000円〜5,000円程度あれば十分入手可能です。

修理キットは物によりますが5,000円前後ぐらいが多いようです。

そのほかのドライバー等の細かい工具なども準備する必要があるケースもあります。

ですので、意外と揃えるものが多く、気づいたら1万円近くかかってしまうこともあり得ます。

また、DIY修理は難易度は低くはないので、失敗するリスクも踏まえて業者に依頼するか検討しましょう。

業者依頼の場合のコストもこれから紹介するので、しっかり比較検討してみてください。

車のガリ傷を業者に依頼して修理する場合の費用相場

業者と言っても、実は大きく分けて下記3種類に分けられます。

・ディーラー

・板金業者

・カー用品店

上から順に修理料金は低くなるのが一般的です。

ディーラーは一番安心はできますが、結局ディーラー経由で板金業者に依頼が下請けでいくことが多いので、できれば直接、信頼できる板金業者に依頼するのがコスパが良いでしょう。

カー用品店やガソリンスタンドは技術的に高くはないので、本当に小さな目立たない傷程度の修理だけにしておきましょう。

また、傷の大きさや深さなどにより修理料金は異なってくるので、決まった料金はありませんが、平均的な目安を車のパーツ・業者・傷の程度別に料金表で解説していきます。

車のガリ傷(擦り傷)の費用相場(料金表解説)

それでは最後に、具体的な料金表で相場をお伝えしていきます。

バンパー・フェンダー・ドアの3つのパーツを、10cm以内の傷、10cm~20cm以内の傷、20cm以上の傷で分けて記載しています。

バンパーの擦り傷修理

バンパーの擦り傷修理代(10cm以内)バンパーの擦り傷修理代(10cm~20cm以内)バンパーの擦り傷修理代(20cm以上)
ディーラー15,000円〜25,000円25,000円〜40,000円40,000円〜50,000円超
カー用品店10,000円〜20,000円20,000円〜30,000円30,000円超
板金業者(※)3,300円均一3,300円均一30,800円均一
(※板金業者は、弊社「池内自動車」の修理代目安)

※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる

バンパーの修理は、フェンダーやドアの修理と比べると最も安く修理が可能です。

最安の3,300円程度であればDIY修理をするよりもコスパは高いと言えます。

フェンダーの擦り傷修理

フェンダーの擦り傷修理代(10cm以内)フェンダーの擦り傷修理代(10cm~20cm以内)フェンダーの擦り傷修理代(20cm以上)
ディーラー最低40,000円〜50,000円最低50,000円〜60,000円60,000円超
カー用品店30,000円前後40,000円前後50,000円超
板金業者(※)19,800円均一25,300円均一30,800円均一
(※板金業者は、弊社「池内自動車」の修理代目安)

※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる

フェンダーの修理はバンパー修理に比べると難易度も高く、費用は高くなります。

つまりDIY修理も非常に難しいということを認識しておきましょう。

ドアの擦り傷修理

ドアの擦り傷修理代(10cm以内)ドアの擦り傷修理代(10cm~20cm以内)ドアの擦り傷修理代(20cm以上)
ディーラー  30,000円〜
40,000円
40,000 円〜
60,000円
〜100,000円
カー用品店10,000円〜
25,000円
25,000円〜
50,000円
〜80,000円
板金業者(※)19,800円均一
25,300円均一
30,800円均一
(※板金業者は、弊社「池内自動車」の修理代目安)

※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによります

ドアの擦り傷修理も、フェンダー修理同様バンパー修理に比べて高くなりがちです。

ドアの修理もDIYは難しいため、業者に見積もりだけでも取って相談してみましょう。

  • 0120-145-841
  • 修理・板金お見積もり

池内自動車なら最安3,300円〜で車のガリ傷修理が可能

池内自動車では、20cm以内のバンパーの擦り傷(ガリ傷)であれば1箇所につき一律3,300円で国産車の修理が可能です。

業界最安級のサービスを提供しており修理実績も豊富ですので、ぜひ一度お問い合わせください。

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↓その他の車の傷の修理代相場が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

以上、車のガリ傷のDIY修理について解説しました。

弊社「池内自動車」では、小さい擦り傷であれば3,300円均一で綺麗に修理も可能です。

DIY修理に自信が無い方は、業者依頼がおすすめです。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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