バンパーのひっかき傷を修理する方法!気になる修理代の相場とは

バンパー修理

バンパーは車のパーツの中でも少し飛び出しているため傷が付きやすいものです。

「曲がり角で壁に擦ってしまった…。」「バック駐車で柱にぶつかってしまった…。」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そんなバンパーにできたひっかき傷はどう対処するべきなのか、この記事で詳しく解説していきます。

バンパーにひっかいたような傷がある方はぜひ参考にしてみてください。

【この記事のポイント】

✓バンパーのひっかき傷を修理する前に確認すること

✓バンパーにできたひっかき傷を修理する方法

✓バンパーのひっかき傷を修理するときの修理代の相場

バンパーのひっかき傷を修理する前に傷の程度を確認する

バンパーにひっかき傷ができた時、すぐに修理するのではなくまずは傷の程度を確認するようにしましょう。

これは、傷の程度によって適した修理道具が変わってくるからです。

適した修理道具を使わないと逆に傷が目立ってしまう可能性もあるので十分注意しましょう。

また、傷が深くえぐれている場合などは、自分で修理するのは難しいため専門業者への依頼が必要となります。

それでは、具体的に何を確認すればいいのかお伝えしていきたいと思います。

バンパーひっかき傷:塗装が剥がれているかどうか

まず確認することは「塗装が剥がれているかどうか」です。

バンパーを壁などの障害物にこすったとき、少しえぐれてしまい塗装まで剥がれていることがほとんどです。

しかし、中にはポールなどの塗料が付着しているだけの可能性もあるので一度確認してみてください。

一般的に車の塗装は「下地」「カラー」「クリア」の3層で構成されています。

傷の程度によって傷つく層も変わってくるので、それに適した修理道具を使用することが重要になってきます。

傷の程度と使用する道具の目安は下記のとおりです。

■塗料が付着しているだけ⇒傷消しワックス

■クリア層が剥がれている⇒コンパウンド

■カラー層が剥がれている⇒タッチペン(エアータッチ)

■下地層が剥がれている⇒パテ・塗装

バンパーひっかき傷:へこみがあるかどうか

続いて確認することは「へこみがあるかどうか」です。

壁やポールなどの障害物にぶつけたとき、衝撃が大きいと傷だけでなくバンパーがへこんでしまう可能性があります。

バンパーのへこみ修理は、パテの使用や場合によっては脱着作業が必要になるため、素人では中々手を出しづらいのが現状です。

また、パテ修理は失敗するリスクもあるので、へこみがあった時点で専門業者への依頼を検討するのが賢明と言えます。

バンパーのひっかき傷【修理方法:コンパウンド】

■準備するモノ

・コンパウンド(細目・極細)

・液体コンパウンド

・スポンジもしくは乾いた布

■修理手順

➀ボディに付着している汚れやほこりをキレイにします。

②スポンジもしくは乾いた布にコンパウンド(細目)を少量つけ傷口を磨いていきます。この時、円を描くように磨くのではなく、直線方法に磨くのがポイントです。

③乾いてきたらコンパウンドを付け足して傷が見えなくなるまで磨いていきます。

④次にコンパウンド(極細)でさらに傷口を磨いていきます。もうどれだけ磨いても見た目が変わらなくなったら終わりの合図です。

➄仕上げに液体コンパウンドで磨けば修理完了です。

コンパウンド修理のポイント

コンパウンドと一言で言ってもいくつかの種類があり、大きく粗目・細目・極細の3種類があります。

粗目のコンパウンドは粒子が大きく下地処理に使われることが多いです。

対して、細目・極細のコンパウンドは、傷消しやツヤ出しなどの仕上げに使われます。

そのため、仕上げの際に粗目のコンパウンドを使うと逆に傷つけてしまう可能性があり、車の傷に合わせてコンパウンドの粒子を選ぶことがポイントと言えます。

初めてで不安な方は、粒子の細かいものから試すようにしましょう。

また、コンパウンドの種類ごとに使用するスポンジや布を変えるのも忘れないようにしてください。

バンパーのひっかき傷【修理方法:タッチペン】

■準備するもの

・コンパウンド(極細・液体)

・耐水サンドペーパー

・マスキングテープ

・タッチペン

■補修手順

➀ボディに付着している汚れやほこりをキレイにしてから、下処理としてコンパウンド(極細)である程度まで傷を消していきます。

②耐水サンドペーパーを折り曲げて、傷の内部に埋まっている汚れを取ります。

③傷口の周りにマスキングテープを貼り、余計な塗料がつかないようにします。

④ボディカラーに合ったタッチペンで傷口に塗料を付けていきます。この時、なぞるように塗るのではなく、点を打つように塗料を付けてください。

➄塗装が完了したら1週間ほど自然乾燥させます。

➅再度マスキングテープを貼って、盛り上がった塗料を耐水サンドペーパーで削っていきます。

⑦マスキングテープを剥がして、コンパウンド(極細)でボディが平らになるまで磨いていきます。

⑧仕上げに液体コンパウンドで磨けば修理完了です。

バンパーのひっかき傷【修理方法:エアータッチ】

■準備するモノ

・乾いた布

・耐水サンドペーパー

・シリコンオフ

・タッチアップペン

・エアータッチ

・エアータッチ(ボカシ剤)

■修理手順

➀車に付着したほこりや汚れをキレイにし、耐水サンドペーパーで傷のささくれをバリ取りしていきます。傷口の表面が滑らかになればOKです。

②車体の油分を落とすためにシリコンオフをスプレーして乾いた布でふき取ります。

③タッチペンをよく振り、エアータッチにセットさせたら傷口にスプレーしていきます。この時、至近距離からスプレーするのではなく、10cm程度離れた位置からスプレーしてください。また、スプレーは一点に集中してかけるのではなく、平行に動かしながらかけるようにしてください。

④エアータッチは何回かに分けて塗り重ねていきます。一回で塗ってしまうと液だれする恐れがあるので注意しましょう。 ➄仕上げにエアータッチボカシ剤でスプレーし、色ムラを無くせば完了です。

コンパウンドで修理できる傷レベルや条件とは?

コンパウンドは傷消し剤として有名ですが、完璧に傷を修理することはできませんし、深くえぐれた傷にも使用できません。

コンパウンドで修理できるのは、基本的に塗装表面のみです。

そもそも車のボディは、下地、カラー層、クリア層の大きく3階層になっており、コンパウンドで修理できるのはクリア層が剥がれている程度の傷です。

そのため、浅くひっかいた程度の傷ならコンパウンドで修理できますが、カラー層まで傷が付いているとコンパウンドだけでは難しくなります。

コンパウンドで修理できる傷のレベルや条件はこちらになります。

【コンパウンドで修理できる傷レベル】

■クリア層の傷

■浅くひっかいたような傷

■塗装表面は経年劣化していない状態

コンパウンドで修理できない傷レベル

先ほどお伝えしたように、コンパウンドはクリア層の傷(浅くひっかいた程度)修理に適した傷消し剤です。

そのため、クリア層を突破してカラー層まで傷付いているとコンパウンドだけでは修理できずタッチペンなどが必要になります。

また、下地が傷付いている場合は、一度パテで下地を作ってから修理する必要があるので、とても素人が修理できるものではありません。

下地まで傷が付いている場合は、早めに専門業者に依頼するようにしましょう。

一般的に、車の塗装の厚さは髪の毛の太さ(80μm※0.08mm)程度で、高級車になるともう少し分厚く、100μm~170μmになります。

その中でカラー層は30μm~40μm、クリア層も30μm程度です。

数字を聞いてもイメージが湧きづらいと思いますので、感覚的なところで言うと爪が引っかかる傷はカラー層よりも下の層に傷が達している可能性があります。

修理する前に、一度傷の深さを確認するようにしましょう。

バンパーのひっかき傷をプロに依頼したときの修理代

バンパーのひっかき傷を修理してくれる専門業者は、ディーラー・板金業者・ガソリンスタンド・カーショップなどさまざまですが、一般的にはディーラーと板金業者で考えておけば問題ありません。

ディーラーは、質の高さや安心感がありますが、その分修理代は他の業者に比べて高額になることがほとんどです。

一方、板金業者は修理代の安さが魅力ですが、業者によっては技術に差があることがあるので業者選びは慎重に行いましょう。

【バンパー擦り傷修理代】

バンパーの擦り傷修理代(10cm以内)バンパーの擦り傷修理代(10cm~20cm以内)バンパーの擦り傷修理代(20cm以上)
ディーラー15,000円〜25,000円25,000円〜40,000円40,000円〜50,000円超
カー用品店10,000円〜20,000円20,000円〜30,000円30,000円超
板金業者(※)3,300円均一3,300円均一30,800円均一
(※板金業者は、弊社「池内自動車」の修理代目安)

【バンパーへこみ修理代】

バンパーのへこみ修理代(10cm以内)バンパーのへこみ修理代(10cm~20cm以内)バンパーのへこみ修理代(20cm以上)
ディーラー20,000円〜30,000円30,000円〜40,000円40,000円〜(傷の大きさによる)
カー用品店20,000円前後30,000円前後40,000円〜(傷の大きさによる)
板金業者(※)12,100円均一16,500円均一23,100円均一
(※板金業者は、弊社「池内自動車」の修理代目安)

※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる

修理代の目安はあくまで参考程度となり、実際の修理代は傷の程度や大きさ、パーツなどによって大きく変動する可能性がございます。

もし、すぐに見積りをとって修理代を確認したい場合は、10分以内に返信が来る弊社の超スピード見積りをご利用ください。

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バンパーの修理代は安ければ1万円以内で済むこともありますが、基本的には1万円以上、業者や傷の程度によっては5万円を超えることあります。

「正直高い…。」「できればもう少し安く済ませたい…。」そうお考えの方も多いのではないでしょうか。

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まとめ

バンパーにひっかき傷ができた時、まずは傷の程度を確認してみてください。

傷の程度によって修理する際の道具が変わってきます。

また、場合によっては自分で修理するのは難しく、専門業者に依頼しなければいけない可能性もあります。

その際はこの記事でもお伝えした修理代の相場を目安にしてみてください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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