車のカラーコード(色番号)の調べ方|コーションプレートのよくある場所と、見つからないときの確認先
更新日:2026/11/05 | 公開日:2026/11/05
カー用品店でタッチペンを買おうとしたら、棚に同じような白が何本も並んでいた。パッケージには「色番号をご確認ください」と書いてあるのに、自分の車の番号が分からない。車検証を開いてみても、それらしい欄が見つからない。こうして売り場で手が止まる方は多いものです。
車の色は「パールホワイト」「シルバー」のような名前ではなく、メーカーが決めた番号で管理されています。番号はたいてい車体のどこかに貼られた銘板に書かれていますが、その場所はメーカーや車種によってばらばらです。探す場所を知らないと、エンジンルームをのぞいてもドアを開けても見つからないまま終わってしまいます。
ここでは板金塗装を扱っている立場から、カラーコードがどこに書かれていることが多いのか、どう読めばよいのか、見つからないときに誰に聞けば確実なのかを順にまとめます。番号を調べたあとに起こりがちな「番号どおりなのに色が合わない」という話は、関連する記事へご案内します。
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カラーコードは色の名前ではなく、メーカーが塗料の色に付けた番号
カラーコード(色番号)は、自動車メーカーがボディの塗色ごとに割り当てている識別番号です。同じ「ホワイト」でも、メーカーが違えば番号は別ですし、同じメーカーでも年式やグレードで別の白が用意されていることがあります。
カタログや取扱説明書に載っているのは、たいてい色の名前のほうです。名前は販売上の呼び方なので、似た名前の色が何種類もあったり、モデルチェンジのたびに少しずつ変わったりします。名前だけで塗料を探すと、隣の番号の色を選んでしまうことも珍しくありません。
番号は、塗料やタッチペン、塗装済みの部品を選ぶときの共通の言葉になります。売り場の店員さんや部品の注文先、修理の相談先に伝えるとき、番号があれば「どの色か」で迷う余地がほとんどなくなります。
番号が書かれているのは「コーションプレート」と呼ばれる銘板
カラーコードの第一の手がかりは、車体に貼られたコーションプレート(車体番号などを記した銘板)です。メーカーによってはモデルプレート、カラーラベルなどと呼び方が変わりますが、役割は同じと考えてかまいません。
金属の板がリベットで留められているもの、シールが貼られているものなど、形もいくつかあります。記載されている内容は、型式・車台番号・エンジンの型式などで、その中の1行にボディの色を示す番号が入っています。
プレートの上で色番号を示す項目名は、おおむね次のような表記です。
| 項目名の例 | 意味 |
|---|---|
| COLOR | ボディの塗色 |
| COLOR/TRIM、C/TR | 塗色と内装色を並べて記載 |
| PAINT、PNT | ボディの塗色 |
| 塗色、カラー | ボディの塗色(日本語表記の場合) |
いずれの表記にも当てはまらないプレートもあります。その場合は、英数字が数文字だけ並んでいる短い欄を探すと、色番号であることが多いです。
コーションプレートがよくある場所
プレートの位置はメーカー・車種・年式で異なります。ここに挙げるのは「よく見かける場所」で、すべての車がどこかに当てはまるとは限りません。順番に見ていき、見つからなければ次の章の確認先へ進んでください。
1. エンジンルーム(ボンネットを開けた奥や左右)
国産車で最初に見てほしいのがエンジンルームです。ボンネットを開けて、フロントガラス側の奥の壁、左右のタイヤの上にあたる盛り上がった部分、ライトの裏あたりの骨組みに貼られていることがよくあります。
エンジンを止めて、熱が冷めてから探してください。奥まった位置にあると、上から見下ろしただけでは見えにくいものです。スマートフォンのライトで照らしたり、カメラで撮って拡大したりすると読み取りやすくなります。
2. 運転席・助手席のドアを開けたところ
ドアを開けると見える柱の部分(Bピラー)や、ドアの側面の厚みの部分にシールが貼られている車も多くあります。タイヤの空気圧を書いたラベルの近くに並んでいることもあるので、あわせて見てください。
近年の車では、エンジンルームではなくこちらに移っている例も見られます。運転席側になければ助手席側も開けて確かめます。
3. 荷室・トランク・スペアタイヤの周り
輸入車では、トランクの床下(スペアタイヤや工具を収める場所)や、トランクの内張りの裏、荷室の側面にラベルが貼られていることがあります。床のボードを持ち上げて、周りを見回してみてください。
4. 給油口のふたの裏・車の書類に貼られたシール
給油口のふたの裏側に色番号のラベルがある車種もあります。輸入車の場合は、メンテナンスノートや保証書の最初のページに、車両データのシールが貼られていることがあります。車内の書類ケースも一度開いてみると、思わぬところで見つかるものです。
プレートの読み方は「色番号」と「内装色」を取り違えないこと
プレートを見つけたら、色を示す行から番号を読み取ります。このとき迷いやすいのが、塗色と内装色が1つの欄に並んでいる表記です。
「COLOR/TRIM」のように書かれている場合、スラッシュの左側(前半)がボディの塗色、右側(後半)が内装の色を示しているのが一般的です。内装側の番号を塗色だと思ってタッチペンを探すと、いつまでも該当する商品が見つかりません。
番号の形はメーカーごとに違い、数字だけのもの、英字と数字を組み合わせたもの、末尾に英字が付くものなどがあります。同じ形の番号でも色はさまざまなので、自分の車の番号は、必ずプレートに書かれた文字で確かめてください。
ルーフだけ黒いツートーンの車では、ボディ側とルーフ側の2色ぶんの番号が並ぶことがあります。どちらの色を探しているのかを決めてから読むと迷いません。
数字の0と英字のO、数字の1と英字のIのように、刻印やかすれで見分けにくい文字もあります。読み取った番号は、写真に撮って手元に残しておくと、店頭で聞かれたときにそのまま見せられて確実です。
見つからない・読めないときの調べ方
プレートが見当たらない、汚れや色あせで文字が読めない、という場合でも、番号を確かめる手段はあります。
1. 車検証で「車台番号」を控える
最初に知っておきたいのは、車検証には車体の色が記載されていないという点です。車検証を開いても色番号は出てきません。
かわりに車検証から控えておきたいのが「車台番号」です。車台番号は車1台ごとに固有の番号なので、これが分かれば、メーカー側の記録からその車が工場を出たときの色を調べてもらえます。次の確認先に問い合わせるときの鍵になる情報です。
2. ディーラーに車台番号を伝えて照会する
同じメーカーの販売店(ディーラー)に車台番号を伝えると、出荷時の色番号を照会してもらえることがあります。いちばん確実性が高い方法です。
電話で問い合わせる場合も、車台番号を伝えられるように車検証を手元に置いておくと話が早く進みます。購入した店でなくても応じてもらえることは多いですが、対応は店舗によって異なるので、問い合わせの際に確かめてください。
3. メーカーのお客様相談窓口に問い合わせる
ディーラーが近くにない、輸入車で販売店が見つからない、という場合は、メーカーのお客様相談窓口に問い合わせる方法もあります。こちらも車台番号を聞かれるのが一般的です。
4. 色の名前と年式から絞り込むときは、候補を1つに決めない
取扱説明書やカタログに載っている色の名前、購入した年式から、塗料メーカーの色見本やタッチペンの適合表をたどって探す方法もあります。手軽な一方で、同じ名前の色に複数の番号があるケースでは、候補を1つに絞り切れません。
名前から探して迷ったときは、そこで決めずに上の照会の方法で番号を確かめてください。似た色でも番号が違えば、塗ったときの差がはっきり出ることがあります。
5. 板金塗装店で見てもらう
修理を考えているなら、番号を自分で調べ切らなくても問題ありません。板金塗装店は日常的にプレートを読んで塗料を作っているので、車を見れば番号のある場所の見当がつきます。読めない場合の照会も、修理の流れの中で行います。
番号どおりに塗っても色が合うとは限らない

カラーコードが分かると「これで同じ色が手に入る」と思いがちですが、番号はあくまで新車のときの色を指すものです。実際の車は、駐車環境や年数によって日焼けや色あせが進み、新車のときの色から少しずつ離れていきます。
塗料自体も、製造の時期や塗り方によってわずかに見え方が変わります。そのため板金塗装では、番号の配合をもとにしながら、実際の車に合わせて色を調整する工程(調色)を挟みます。仕組みは車の調色(色合わせ)の手順を解説した記事で詳しく取り上げています。
修理から戻った車の色が周りと違って見えるときに、どこまでが避けられない差なのか、どう伝えればよいのかは、板金塗装で色が合わないときの原因と伝え方の記事が参考になります。
調べた番号の使い道と、使うときの注意
1. タッチペン・補修スプレーを選ぶ
番号を調べる理由でいちばん多いのが、タッチペンや補修用スプレーを買うときです。売り場や通販の適合表で、メーカー名と番号を合わせて選びます。
パール色やメタリック色では、色の層とクリアの層が2本セットになった商品もあります。塗り方の手順はタッチアップペンの基本手順の記事、色が透けないための重ね塗りはタッチペンの重ね塗りとクリアーの役割の記事で取り上げています。
番号の合ったペンでも、塗った部分が周りから浮いて見えることがあります。その理由はタッチアップで塗るほど目立ってしまう理由の記事にまとめました。すでに塗って失敗した跡が気になる方は、タッチペンの跡を落としてやり直す方法の記事を先に読んでおくと安心です。
2. 塗装済みの部品を注文する
ミラーカバーやバンパーなどを部品で取り寄せる場合、ボディ色に塗られた状態で出てくる部品もあります。この注文にも色番号が使われます。
番号が合っていても、新しい部品は日焼けしていない新車の色で届きます。年数がたった車に付けると、隣のパネルとの色の差が目に付くことがあるので、その可能性も見込んでおくと慌てずに済みます。
3. 修理の見積もりを頼む
修理の見積もりのために、番号を前もって調べておく必要はありません。傷の場所と大きさが分かる写真があれば、見積もりは出せます。番号を知っている場合は、伝えていただくと話が少し早くなる程度に考えてください。
パール・メタリック・樹脂パーツで気をつけること
パールやメタリックは番号が同じでも見え方が動きやすい
パールやメタリックの塗料には、光を反射する細かな粒が含まれています。粒の並び方は塗り方で変わるので、同じ番号の塗料でも、角度によって明るく見えたり暗く見えたりします。
白いパールの中には、下地の色、パールの層、クリアの層と重ねて仕上げるものもあります。こうした色の修理費が話題になる理由は、パールホワイトの傷の修理費用の記事や3コートパールの塗装の層構造の記事で解説しています。
黒い樹脂のバンパーやモールには色番号がないことがある
バンパーの下側やドアの下のモールなど、塗装されていない黒や灰色の樹脂パーツには、ボディの色番号が当てはまりません。素材そのものの色なので、ボディ用のタッチペンを塗ると、かえって目立つ跡が残ります。
自分の車のバンパーが塗装されたものか、素材の色のままかは、カラードバンパーと無塗装バンパーの違いの記事で見分け方を確かめられます。
色あせが進んだ車は、番号より今の色が基準になる
屋外の駐車が長い車は、特に屋根やボンネットの日焼けが進みやすく、プレートの番号どおりの色からは離れていきます。部分的に塗り直すなら、番号の色ではなく、今の車体の色にどこまで寄せるかが仕上がりを左右します。日焼けの進み方と直し方は塗装の日焼け・色あせの補修の記事をご覧ください。
よくある質問
Q. 中古で買った車でも、プレートの番号で合っていますか
プレートに書かれているのは、工場を出たときの色の番号です。前の持ち主が全体を別の色に塗り替えている場合は、プレートの番号と今の色が一致しません。ドアの内側やエンジンルームの奥など、塗り替えで塗られにくい場所の色と外側の色を見比べると、違いに気づけることがあります。
Q. プレートが外れてなくなっていました。番号は分かりますか
車検証の車台番号をディーラーやメーカーの窓口に伝えて照会するのが確実です。プレートがなくても、車台番号の記録から出荷時の色を確かめられることが多いです。
Q. 同じ番号のタッチペンを塗ったのに、色が違って見えます
番号は新車のときの色なので、日焼けや年数の分だけ今の車体の色とずれることがあります。ペンの塗料そのものの見え方の違いも重なります。本文の「番号どおりに塗っても色が合うとは限らない」の章でご紹介した記事で、仕組みを確かめてみてください。
Q. パールやメタリックの車は、修理代が高くなりますか
修理を受ける工場によって考え方は違います。池内自動車では、車種やボディカラーによる割増はありません。外車・パール・メタリックの車も、同じ料金の区分で修理をお受けしています。
池内自動車の板金塗装について
池内自動車で傷を直すときは、お客様に色番号を調べていただく必要はありません。車に貼られたプレートの番号をもとに色を作り、テスト板に塗って実際の車体と見比べてから塗装します。日焼けなどで周りとの差が残る場合は、隣の面に向けて色をなじませるぼかし塗装を行います。1回で周りと色が合えば、ぼかし塗装は行いません。
塗装は乾燥設備(ヒーター等)で焼き付けます。仕上がりを限界まで追い込むために時間と費用を積み上げるのではなく、しっかり直った状態に必要な工程を選んで進めるので、最短当日でお返しできます。年間39,000台以上の修理で積み重ねてきた進め方です。
料金は部位と傷の大きさで決まり、色による違いはありません。バンパー等の樹脂パーツのすり傷は、クリア塗装までの浅い傷なら10cm以内で3,300円〜(税込)、20cm以内で6,000円〜(税込)です。ドア・フェンダー等の鉄板パーツのすり傷は10cm以内で25,000円〜(税込)からになります。塗装が剥がれて下地が見えているえぐれ傷は別の料金です。部位ごとの区分は料金表でご確認いただけます。
全店が年中無休で、夜20時まで受け付けています。見積もりは、傷の写真を送るだけで60秒ほどで依頼できます。回答は原則10分以内で、超えた場合は1,000円割引しています。見積もりのあとでお断りいただいても、費用はかかりません。
傷の場所が分かる写真を1枚撮って、傷の写真で依頼できる無料見積もりから送ってください。どんな傷をどう直したのかは、色の違う車も含めた修理事例の一覧でご覧いただけます。
まとめ:まずプレートを探し、見つからなければ車台番号で照会する
カラーコードを調べるときは、エンジンルーム、ドアを開けた柱やドアの側面、荷室やトランクの床下、給油口の裏の順にコーションプレートを探してみてください。見つかったら、塗色と内装色を取り違えないように読み、番号を写真に残しておくと安心です。
どこにも見当たらないときは、車検証で車台番号を控え、ディーラーやメーカーの窓口に照会するのが確実な近道です。色の名前だけで決めてしまうのは避けましょう。
番号を調べた目的が傷の修理なら、調べ終えるのを待つ必要はありません。写真を送るだけの60秒無料見積もりで、傷の写真から先に金額を確かめられます。
あ、キズ直そ。
読んだ内容で迷ったら、
写真を1枚送ってみてください。
傷の程度は写真を見れば判断できます。入力は60秒、回答は原則10分以内。
修理は最短当日で仕上がります。ご来店での見積もりも無料です。
※バンパーのすり傷(10cm以内)3,300円〜(税込)/20cm以内 6,000円〜(税込)
日守翔吾
大手中古車販売店で7年ほど経験を積んだ後、板金塗装に従事。工場長の経験を経て、2022年に株式会社イケウチに入社。豊富な経験を持ち、板金塗装を中心とした自動車修理業界に精通している。これまでに10,000台以上の車両修理を監修し、お客様からの信頼も厚い。
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