車の小傷は放置するな！消す方法と修理業者について

更新日：2024/11/22 | 公開日：2021/09/25

板金塗装全般

気付かないうちに車に増えている小傷。目立たないからといって放置しているとそこから錆が発生したり塗装が剥がれたり、後々面倒な修理が必要になってしまうことも少なくありません。

そこで今回は車の小傷の修理と、小傷を付けにくくする対策、そして修理はどこに依頼するのがいいのか、おおよその修理費用相場はどのくらいかなどを書いていきます。

車に小傷がついてしまう原因と対策

案外デリケートな車のボディは、少しのことでも小傷がついてしまうことがあります。

たとえば、細い道を走行中に生垣や草木に接触してしまったり、飛び石を受けてしまったり。

また、駐車中でも自転車を擦られたり風で何かが飛んできてぶつかったりと、自分ではどうしようもないような理由で傷がつくこともあります。

そして気をつけるべきは洗車です。砂や鉄粉などがついたまま洗車してしまったり、硬いスポンジを使ってゴシゴシ洗うのも傷の原因となるので注意が必要です。

車の小傷からサビ？放置せずすぐに修理を

車の小傷は意外と軽視されがちで、別に修理しなくてもいいやと思っている方が多いのが事実です。

しかし、小さな傷だからと言って侮ってはいけません。

傷から侵入した雨などがボディを腐食しサビさせてしまったり、塗装が割れてそこから剥がれてきてしまったりと、余計ややこしいことになりかねないです。

車の小傷を減らすための対策は

駐車中の対策は、ボディーカバーなどで車を覆って駐車することである程度対策できると思います。

また、車のボディにガラスコーティングなどを施すことによって傷自体が付きにくくなります。

不注意による傷に関しては日頃からの安全運転と、傷を広げないために日頃からの愛車チェックも重要です。

車の小傷の修理は自分でも出来る？

車の小傷を目立たなくすることは本当に軽微なものであれば自分でもできますのでここではその方法を解説していきます。

車の小傷消し①コンパウンド

コンパウンドは、車のボディ表面を削る事で傷を目立たなくさせるものです。

塗装を研磨するのでやり方を間違えるとかえって傷を増やしてしまいますが、手順を間違わずに行えばある程度傷は目立たなくなります。

車の小傷消し②タッチペンやスプレー

数百円で手に入る、応急処置の定番のタッチペンやスプレー。

簡単に誰でも使うことができますが、ボディの色とうまく馴染ませるにはしっかり色を選ぶこととと塗りすぎには注意です。

車の小傷消し③コーティング

傷予防にも効果があるコーティングは、小さな傷であれば目立たなくすることも可能です。

表面にガラスの膜を張るため傷が埋まりボディの保護もしてくれます。セルフで行うこともできますが自動車整備工場やガソリンスタンドなどでやってもらうこともできます。

車の小傷消し④ワックス

ワックスも車のボディ表面に入り込んで埋めてくれるので傷は目立たなくなります。

しかし雨風にさらされると効果は薄れていき、比較的コーティングよりも効果が短いのでこまめな洗車とワックスがけが必要になります。

クオリティを求めるには修理業者に出すのが一番

上記で自分で修理する方法をご紹介しましたが、うまくできればいいのですがやり方を間違えてしまうと余計に目立ってしまったり傷が広がってしまう可能性もあります。

不安な方はやはり修理工場に出すのが一番安心です。

費用は２万円ほどが相場で、傷の度合いによっては５，０００円ほどで対応してくれる修理業者さんもいます。

自分で修理する手間を考えると、数千円であればクオリティの高い修理工場に出すのが得策かもしれませんね。

簡単に修理業者の特徴を以下にまとめます。

ディーラー

まずはディーラーです。仮に部品交換が必要な場合でも手に入りやすく、サービスの質も高いので安心して任せることができます。

しかし、塗装の種類によっては追加両機になる場合や修理自体を外注している場合もあり、費用は高くなりがちです。

カー用品店やガソリンスタンド

傷の度合いによっては即日修理も可能です。

ただ、修理を専門としているわけではないので対応してもらえない場合もあります。

店舗や担当者によって技術力に差がある場合がありますが、費用をとにかく抑えたいのであれば選択肢の一つになるかもしれません。

自動車板金塗装業者

品質と費用のバランスが一番いいのが板金塗装業者です。

車の凹みや傷の修理を専門としていますので、当然高いクオリティで仕上がります。

こちらも傷によっては即日修理してくれる場合もあります。

業者によって得意分野や料金も変わってくるので一度お見積もりを取ってみることをオススメします。

車の小傷の修理費用は？

さてここからは小傷がついてしまった部位ごとに一般的な板金修理の費用相場について解説していきます。

本当に小さな傷であればこの後紹介していく費用よりも全然安く修理できる場合もあります。傷の大きさや種類によって金額は変わってくるので、あくまで大まかな目安として覚えておいてください。

バンパーの小傷板金修理の修理相場

擦り傷などであれば２万円〜４万円が一般的な相場になってきます。

あまりにも大きな凹みの場合は交換してしまった方が安く上がる場合もあります。

ドア・フェンダーの小傷板金修理の費用相場

５万円〜８万円ほどが相場です。

傷が大きく、交換が必要な場合は１０万円〜というイメージです。

ボンネットの小傷板金修理の費用相場

５万円〜８万円ほどが相場ですが、面積が広いため損傷度合いによっては交換という選択肢もあります。

ドアミラーの小傷板金修理の費用相場

１万円〜１．５万円ほどが相場です。

ガラスの小傷修理の費用相場

1.5cmほどの小さなヒビであれば１万円〜１.５万円ほどで修理が可能です。

傷が大きくフロントガラスの交換が必要な場合は５万円〜８万円ほどが相場となります。

車の小傷修理に保険は適用できるか

傷がついた際の状況や、ご自身が加入している保険の内容によって変わってきますが、飛び石になどによるフロントガラスの修理には自動車保険は使えることが多いです。（必ずご自身の保険のプランを確認してください）

しかし実際は免責分の支払いや保険等級が下がってしまうことを考えると、小傷の修理に保険を適用する方は少ない印象です。

要は、保険を使わず自腹で修理してしまった方がお得な場合が多いということです。

このあたりは修理業者の見積もりや契約中の保険のバランスを見て決めた方がいいです。

保険会社の担当者の方によく相談してみてください。

まとめ

今回は車の小傷について書いていきました。

どんなに大切に乗っていたとしてもいつの間にか増えている小傷。

放置したままにしていると後々大きな修理が必要にもなりかねません。

べつにいいやと思うのではなく、いつまでも綺麗な愛車と長く付き合っていくために定期的にチェックして傷があれば修理してあげてくださいね。

それでは安全で楽しいカーライフを。