バンパー擦り傷の修理代は業者で変わる?ディーラーと板金業者の差
更新日:2024/11/22 | 公開日:2022/03/07
バンパーってすぐに傷が付いてしまいますよね。
車の前方部分についていて車種によっては少し前に飛び出していることもあるため、車のパーツの中でもっとも傷が付きやすいと言われています。
そのため、「バンパーの角を壁に擦った…。」「駐車場で柱にぶつけた…。」「いつの間にかバンパーに傷がある…。」そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではバンパーの擦り傷にかかる修理代について詳しく解説していきたいと思います。
どの業者に依頼するのか迷っている、修理代はどれくらい必要なのか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
バンパー擦り傷の修理代はディーラーと板金業者で違う?
バンパーの擦り傷を修理してくれる業者は、ディーラー・板金業者・ガソリンスタンド・カー用品店の4つがあり、業者によって修理代が大きく変動します。
ガソリンスタンドやカー用品店は提携している整備工場で修理することになるので、板金業者の修理代よりも少し高くなるくらいのイメージです。
そのため、ここでは代表的な2つの業者「ディーラー」と「板金業者」の修理代についてお伝えしていきます。
【修理代目安:バンパーの擦り傷】
バンパーの擦り傷修理代(10cm以内) | バンパーの擦り傷修理代(10cm~20cm以内) | バンパーの擦り傷修理代(20cm以上) | |
ディーラー | 15,000円~25,000円 | 25,000円~40,000円 | 40,000円~50,000円超 |
カー用品店 | 10,000円~20,000円 | 20,000円~30,000円 | 30,000円超 |
板金業者(※) | 3,300円均一 | 3,300円均一 | 30,800円均一 |
※各業者の修理代の目安は池内自動車調べによる
バンパー擦り傷の修理代:ディーラー
バンパーの擦り傷をディーラーに修理依頼したときの修理代は、5cmx5cmで約1万円になります。
この修理代はキズの修理だけなので、本来はここに塗装代も+されると考えましょう。
そうなると、小さな擦り傷でも約2万円~4万円になると予想されます。
ディーラーは純正パーツを取り扱っていたり、整備工場との仲介マージンを取っていたりするので他の業者よりも修理代が高額になることがほとんどです。
その分、修理技術などの質の高さには定評があります。
バンパー擦り傷の修理代:板金業者
バンパーの擦り傷を板金業者に修理依頼したときの修理代は、5cmx5cmで約5千円~1万円になります。
板金業者は車修理のプロ集団で、ディーラーと比べると修理代はかなり安くなるのが最大のメリットで、安い業者となれば、バンパーの擦り傷を3千円程度で修理してくれるところもあります。
しかし、板金業者は店舗によって技術の差が激しいことがあるので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
バンパー擦り傷の修理代はフロントとリアでも違う?
バンパーと一言でいっても、車にはフロントバンパーとリアバンパーの2種類が装備されています。
そこで、フロントバンパーとリアバンパーで擦り傷の修理代は変わるのかどうか、お伝えしていきたいと思います。
バンパー擦り傷の修理代:フロントバンパーとリアバンパーの差
フロントバンパーとリアバンパーでは、一般的にリアバンパーのほうが修理代が高くなるケースが多いです。
バンパーの脱着をせずに修理できるような小さな傷であればそれほど違いはありませんが、少し大きな傷になると修理代に差が生まれてきます。
これは、フロントバンパーと違いリアバンパーは脱着が難しく、修理に手間がかかってしまうことが理由として挙げられます。
そのため、バンパーの脱着アリの修理でフロントバンパーの修理代が約3万円だと、リアバンパーの修理代は5万円程度になることが考えられます。
交換になると10万円以上かかってしまうこともあるので、リアバンパーの擦り傷には十分注意しましょう。
バンパー擦り傷の修理代で知っておきたい塗装の種類!
バンパーの擦り傷は、修理と塗装がほとんどセットです。
擦り傷だけを修理しても塗装が剥げたままでは格好がつきませんよね。
そのため、修理に出す前にバンパーの塗装についても少し知っておきたいところです。
バンパーの塗装には大きく分けて、「部分塗装」「全塗装」の2種類があるので、それぞれにかかる塗装修理代についてお伝えしていきます。
バンパー擦り傷の修理代:部分塗装
まずはバンパーの部分塗装の修理代ですが、相場は約1万5千円~3万円になります。
部分塗装では、バンパーの脱着が必要な場合とそうでない場合があり、脱着が必要な場合は気持ち修理代が上乗せされます。
また、ディーラーの場合はバンパーの脱着ができないと、受け付けてもらえないことがあるので注意が必要です。
バンパー擦り傷の修理代:全塗装
続いてバンパーの全塗装の修理代ですが、相場は約3万円~6万円になります。
昔は全塗装が一般的でしたが、最近では少しでも修理代を安くできる部分塗装が主流になりつつあります。
しかし、ディーラーでは全塗装しか受け付けてくれないことがあるので、部分塗装にしたい方はお近くの板金業者に相談してみてください。
バンパー擦り傷の修理代をなるべく安くするためには…?
ここまで、バンパーの擦り傷にかかる修理代をお伝えしてきましたが、正直“高い”というのが本音ではないでしょうか。
そこで、少しでも修理代を安くしたいと考えている方に、修理代をおさえるオススメの方法を3つ紹介したいと思います。
バンパー擦り傷の修理代:中古パーツを探す
1つ目の修理代を安くする方法は、中古パーツを探すことです。
バンパーの傷が大きいと、修理するよりも交換したほうが良いという判断になることがあります。
その際、新品パーツよりも中古パーツにすることで、部品代や塗装代を少し節約することができます。
しかし、同じ型式で同じカラーのモノを探さないといけないので、ボディカラーが特殊だと中々見つからない可能性もあるということを頭に入れておきましょう。
バンパー擦り傷の修理代:自分で修理する
2つ目の修理代を安くする方法は、自分で修理することです。
ちょっと擦った程度の小さな傷であれば、カー用品店に売っているコンパウンドやタッチペンで修理することも可能です。
修理の仕方もそれほど難しくはないのでおすすめなのですが、自分で修理すると1000円程度、安い板金業者に依頼すれば3000円程度。
2000円の差でプロの仕上がりになるならプロにお願いしたほうが、時間も労力もかからないので良いような気もします…。
それでも、少しでも修理代を安くしたいという方は、自分で修理する方法を試してみてください。
バンパー擦り傷の修理代:見積りを複数取って安い業者を見つける
3つ目の修理代を安くする方法は、見積りを複数取って安い業者を見つけることです。
ディーラーが高く板金業者が安いということをお伝えしてきましたが、板金業者の中には破格も修理代で対応してくれる業者があります。
そのため、気になる業者に見積もりを取って、一番安い業者に依頼することで修理代を安くすることができます。
修理代をおさえるため、バンパーの擦り傷を自分で修理するのは難しい?
バンパーの擦り傷に限らず、車の修理はなにかと難しいものです。
専門の知識や技術がないと中々素人では難易度が高いので、板金修理に自信がある方以外はあまりおすすめしません。
特にバンパーの修理は、脱着作業が必要になる可能性もあるのでまずは専門業者に相談してみるのが賢明な判断と言えます。
修理代を安くする!バンパーの擦り傷を自分で修理する方法
バンパーの擦り傷を自分で修理するならコンパウンドがオススメです。
コンパウンドとは、車の傷修理に使われる傷消し剤の1つで、小さく浅い傷に有効なアイテムです。
コンパウンドであれば、イエローハットやオートバックスなどのカー用品店はもちろん、今ではネットなどでも手軽に購入することができます。
価格も1,000円以内とリーズナブルなのも大きなメリットと言えます。
修理代を極力安くしたいと考えている方には、とてもありがたいですね。
コンパウンドを使った修理方法
コンパウンドは粒子の大きさで種類が分かれており、大きく「粗目」「細目」「極細」の3種類があります。
主な流れとしては、粗めで下地を作って細目・極細で傷消しやツヤ出しなどの仕上げを行います。
コンパウンドは傷の程度によって使い分けないと、逆にボディを傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。
車の修理が初めてで不安な方は、粗目ではなく細目や極細で試しながら修理してみてください。
それでは、コンパウンドを使った修理手順をお伝えします。
【コンパウンドを使った修理方法】
■準備するもの
・コンパウンド(細目・極細)
・液体コンパウンド
・スポンジもしくは乾いた布
■手順
➀ボディに付着している汚れやほこりをキレイにします。
②スポンジもしくは乾いた布にコンパウンド(細目)を少量つけ傷口を磨いていきます。この時、円を描くように磨くのではなく、直線方法に磨くのがポイントです。
③乾いてきたらコンパウンドを付け足して傷が見えなくなるまで磨いていきます。
④次にコンパウンド(極細)でさらに傷口を磨いていきます。もうどれだけ磨いても見た目が変わらなくなったら終わりの合図です。
➄仕上げに液体コンパウンドで磨けば修理完了です。
タッチペンを使った修理方法
コンパウンドでは修理できない傷にはタッチアップペン(以下、タッチペン)が有効です。
タッチペンは、擦り傷やひっかき傷などの線状の傷修理に適している傷消し剤で、コンパウンドと同じく誰でも簡単に傷を修理することができます。
また、値段もリーズナブルなので、「車修理にそこまでお金をかけたくない…。」「手軽に修理したい」と考えている方はぜひお試しください。
■準備するもの
・コンパウンド(極細・液体)
・耐水サンドペーパー
・マスキングテープ
・タッチペン
■補修手順
➀ボディに付着している汚れやほこりをキレイにしてから、下処理としてコンパウンド(極細)である程度まで傷を消していきます。
②耐水サンドペーパーを折り曲げて、傷の内部に埋まっている汚れを取ります。
③傷口の周りにマスキングテープを貼り、余計な塗料がつかないようにします。
④ボディカラーに合ったタッチペンで傷口に塗料を付けていきます。この時、なぞるように塗るのではなく、点を打つように塗料を付けてください。
➄塗装が完了したら1週間ほど自然乾燥させます。
➅再度マスキングテープを貼って、盛り上がった塗料を耐水サンドペーパーで削っていきます。
⑦マスキングテープを剥がして、コンパウンド(極細)でボディが平らになるまで磨いていきます。
⑧仕上げに液体コンパウンドで磨けば修理完了です。
池内自動車ならバンパーの擦り傷修理代3,300円~可能!
車の修理代は高いですよね。
バンパーのちょっとした傷でも10,000円を超えるのが当たり前です。
そのため、修理代を安くしたい方は板金業者への依頼を検討してはいかがでしょうか。
中でも池内自動車は、バンパーの擦り傷修理(20c㎜以内)3,300円と、板金業界の常識を覆すほどの価格でサービスを提供しています。
「車の修理代は高すぎる…。」「結局どこに依頼すればいいのか分からない…。」そんな方は、ぜひ一度池内自動車にご相談ください。
見積もりも10分ほどで返信がくるのでスピード感も抜群です。
まとめ
バンパーの擦り傷にかかる修理代は、傷の程度はもちろん業者や塗装の種類によっても大きく変動するものです。
自分の車の傷がどの程度なのか、どの塗装が必要なのか、不安な方は一度お近くの板金業者に相談してみてはいかがでしょうか。
すぐにおおよその修理代が分かりますし、思っていたより安く修理ができるという可能性も十分考えられます。
バンパーの擦り傷の修理代について、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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