車の傷消し・修理にかかる修理代まとめ!自分で修理する方法はある?
車に傷ができると目立ってカッコ悪いですよね。
特に大事にしている新車に傷ができると精神的ダメージも大きいはずです。
そこで、車に傷ができて困っている、または修理の仕方を知りたいという方に向けて、初心者でも出来る修理方法や修理代について詳しく解説していきたいと思います。
車の傷を放置するとサビになるって本当?
そこまで目立たない傷だからと言って、そのまま修理せずに放置していませんか?
たとえ小さな傷であっても油断は禁物です。
車に傷ができると、ボディを保護しているコーティングが剥がれてしまいます。
そうすると、ボディは剥き出しになり守るものがなくなるので、サビの原因や腐食が進む可能性が考えられます。
車の傷を発見したら、なるべく早めに対処するようにしましょう。
サビになる前に錆止めで応急処置を!
車の傷を放置するとサビになる可能性があるのですが、とはいえすぐに修理できないこともありますよね。
そんな時は応急処置として“錆止め”だけでもやっておきましょう。
錆止めは専用の「錆止め油」や「錆止め剤」を使うことが一般的ですが、同時に傷の修理もしたいのであればタッチペンがおすすめです。
イエローハットやオートバックスなどのカーショップはもちろん、ネットでも購入できるので車のカラーに合わせて探してみてください。
車の傷修理は傷消し剤で十分!?
車にできた小さな傷や浅い傷なら、業者に依頼しなくても傷消し剤で十分対処することが可能です。
そもそも傷消し剤とは、車の傷やへこみを“目立たなくする”ためのもので、コンパウンドやパテなどが該当します。
一点、忘れてはいけないことが、傷消し剤は車の傷を目立たなくするためのものであって傷を完全に修理できるものではないということです。
あくまで応急処置、ごまかしという認識を持っておきましょう。
それでも、小さな傷にはとても有効なものなので、そのメリットについてお伝えしたいと思います。
傷消し剤を使って車の傷を修理するメリットとは?
傷消し剤を使うメリットとして挙げられるのは、安い値段で誰でも簡単に修理できるという点です。
オートバックスやイエローハットなどのカーショップに行けばどれも千円程度で手に入るので、大きな負担になることなく手軽に傷の修理をすることが可能です。
その反面、数ある種類の中から傷の状態にあった傷消し剤を選択することが重要で、まずはどの傷消し剤がどの傷に有効なのかを知る必要があります。
傷消し剤を使って車の傷を修理するデメリットとは?
傷消し剤を使うデメリットは2点、「完全に修理できないこと」と「失敗するリスクがあること」です。
傷消し剤はあくまで傷を目立たなくするもので、完全に傷を修理することはできません。
そのため、きっちりと元通りにしたい場合は専門業者で修理してもらう必要があります。
また、自分で修理すると失敗するリスクがあることを頭に入れておきましょう。
特にへこみ修理に使用するパテは素人が扱うと失敗する可能性が高いので、不安な場合は専門業者に依頼するようにしましょう。
傷消し剤を使って車の傷を自分で修理する方法
先ほどお伝えしたように、まずは傷消し剤の種類とどの傷に有効なのかを知る必要があります。
そこで、車の傷修理によく使われる傷修理の特長について紹介していきたいと思います。
傷消し剤を使った車の傷修理:コンパウンド
小さな擦り傷や浅い傷を目立たなくすることが得意なコンパウンド。
使い方がとても簡単で、手軽に修理できることもあり車の傷修理と言えば真っ先に名前が挙がってくる傷消し剤の1つです。
コンパウンドは傷口を磨いて削る研磨剤になるのですが、液体タイプやチューブタイプなど種類がさまざまです。
もし、どのタイプを買えばいいのか分からないときは、チューブタイプの「粗目」と「細目」の2種類を買えば大抵の傷は修理できるのでオススメです。
傷消し剤を使った車の傷修理:タッチペン
コンパウンドで修理できない深いひっかき傷や線傷などに有効なのがタッチアップペン、通称「タッチペン」です。
多少の傷であれば完璧に修理する必要はないのですが、出来ればサビ対策はしておきたいもの。
そんな時に便利なのが、サクッと塗装補修ができるタッチペンなんです。
プラモデルの塗装感覚で修理することができるので、誰でも簡単に取り扱うことができます。
マスキングテープや耐水サンドペーパーなどを準備する必要はありますが、全部揃えても2000円~3000円程度とリーズナブルなのでオススメです。
▼コンパウンド・タッチペンの詳しい使い方についてはこちらをご覧ください!
傷消し剤を使った車の傷修理:パテ
パテは車にできたへこみを修理するのに適した傷消し剤の1つで、専門業者もへこみ修理にはパテを使用しているほど板金業界では一般的なアイテムになります。
しかし、コンパウンド・タッチペンに比べると難易度がグッと上がるので、板金修理に自信がある人以外はあまりおすすめできません。
初心者がパテ修理に手を出すと大概失敗してしまいます。
失敗すると余計に修理代がかかってしまうことにもつながるので、へこみ修理はプロに任せるようにしましょう。
▼パテ修理の詳しい情報についてはこちらをご覧ください!
傷消し剤を使った車の傷修理:スプレー
スプレーは広範囲の塗装や傷消しにとても有効です。
カラーバリエーションも豊富なので、自分の車に合ったカラーを選択するようにしましょう。
スプレーは一気に広範囲の塗装ができるので便利ではありますが、注意したいのは色ムラです。
スプレーを使う前に車の汚れやほこりをキレイにふき取っておかないと、色ムラができてしまうので気を付けましょう。
また、スプレーは1回だけでなく、何回も重ね塗りすることで色ムラのないキレイなボディに仕上がります。
傷消し剤を使った車の傷修理:ワックス
傷消しと併せてツヤ出し効果もある一石二鳥のワックス。
ほんの小さな傷であれば傷消しワックスで目立たなくすることが可能なので、まずはワックスで消せるかどうか試してみるのもいいかもしれません。
また、ワックスをかけてコーティングしておけば、傷がつきづらくなるのも大きなメリットと言えます。
車の傷がお湯で直るって本当!?
最近「車の傷をお湯で直せる」と言うことを耳にする機会が増えてきました。
しかし、これは最新の塗装技術を以てしてのことで、実際にはお湯で傷を直すことはできません。
その最新の塗装技術はスクラッチシールドと呼ばれ、自然に傷が直る塗装として今注目を集めています。
今話題の塗装技術“スクラッチシールド”とは
“スクラッチシールド”とは、日産のエクストレイルなどに採用されている塗装技術のひとつで、「車の傷が自然に直る」と言われています。
車の傷が自然に直るなら夢のようですが、本当に直るのか疑問ですよね。
そこで、通常の塗装と何が違うのか少しご紹介していきます。
通常の車は仕上げにクリアと呼ばれるコーティングのような塗装を施すのが一般的ですが、スクラッチシールドはこのクリア塗装に柔軟性に優れた特殊高弾性樹脂を配合したものを使用しています。
そのため、通常の塗装に比べて柔軟性が各段にアップし、車に傷が付いてもその柔軟性を生かして元に戻るという仕組みになっています。
車のボディは傷が付きやすいものです。
傷が付くたびに修理していたのでは、時間もお金もかかってしまい大変ですよね。
スクラッチシールドのような自然に傷を直してくれる塗装技術が、今後普及していくことに期待しましょう。
ちなみに「セルフリストアリングコート」という、同じような塗装技術がトヨタのレクサスなどに使用されています。
業者に修理を任せるべき車の傷とは
自分で修理することは修理代も安くすることができてとてもオススメなのですが、中には自分で修理したことによって悪化させてしまうケースもあります。
そこで、自分で修理するかプロに任せるかの基準となるラインをお伝えしたいと思います。
車の傷:下地が見える深くえぐれた傷
まずは下地が見えるくらいの深くえぐれた傷です。
車のボディには何層にもわたって塗装が施されています。
その塗装をえぐって下地が見えている場合は、傷消し剤では修理することができないので真っ先に専門業者に依頼するようにしましょう。
車の傷:損傷が激しい傷・へこみ
続いては交通事故などで車の損傷が激しい場合です。
傷・へこみに関わらず、損傷が激しい場合は傷消し剤ではどうすることもできず、交換が必要かどうかの判断もつきません。
そのため、大きな傷やへこみは一度専門業者に見てもらい、修理するのか交換するのか検討するようにしましょう。
車の傷修理にかかる修理代とは
車の傷修理にかかる修理代はパーツや傷の状態によって大きく変わってきます。
10cm以内の小さな傷であれば数千円~数万円程度、20cmを超えると5万円以上かかってしまうこともあります。
また、損傷が激しく交換が必要になると10万円を超える可能性も十分あり得るので頭に入れておきましょう。
▼詳しい修理代の相場についてはこちらをご覧ください!
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まとめ
自分の車に傷を発見したら、まずは傷の状態を確認してみてください。
その上で、ご紹介した傷消し剤で修理できるならどのセルフ修理を、傷を見ても判断ができない場合は専門業者に相談するようにしてください。
車の修理代はパーツや傷の状態以外に業者によっても大きく変わることがあるので、できれば複数業者に見積もりをもらうのがベストです。
その中から安くて信頼できる業者を探してみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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